多様な生態系と国境を含む広範な地域の保全

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ITTOプロジェクトPD 17/00の焦点、Madidi国立公園
写真提供: J. Nations, CI

地球の表面積に占める割合は5%にすぎませんが、熱帯林には世界の陸生植物・動物種の半分以上が生息していると考えられています。この生物多様性は、森林の健全性・生産性の維持をはじめとする多くの有益な役割を果たしています。

1990年代前半に、ITTOはIUCN(国際自然保護連合)と協力してITTOガイドライン:熱帯生産林における生物多様性保「ITTO guidelines for the conservation of biological diversity in tropical production forests」を策定しました。1993年に発行されたこのガイドラインには、生物多様性の保全を国の森林政策の目標とすべき理由、および保全地域を天然林や植林した生産林と統合した恒久的な森林資産を確立するための方法が述べられています。

このガイドラインは、保護区を天然林の回廊と連結して野生生物が保護区間を移動できるようにするといった景域レベルでの計画に関する助言を提供しています。管理活動中に生物多様性を最大化するための現場レベルでの原則や施策も提示しています。

ITTOの行動計画は、生物多様性の保全に対して、2つの部分からなるアプローチをとっています。第一に、木材などの林産物の搬出や森林業務の遂行に伴う生物多様性の損失を、改良された森林経営を通して削減することを目指しています(たとえば計画の立案環境への影響を削減した伐採法を参照)。第二に、加盟国が完全保護地域を設定して管理するのを支援しています。特に、2カ国以上が協力して国境をまたいだ生態学上重要な地域の管理と保全にあたる、1000万ヘクタール以上の国境を越えた保全地域を支援しています。

発行後10年以上を経て、ITTOはこのガイドラインを改定する作業を開始しました。改定前に、いくつかの熱帯諸国で実地検証が行われる予定です。

ITTOの行動予定については、ITTO Action Plan 2008-2011を参照するか、またはリソースプロジェクト・ポートフォリオをクリックし、多様な生態系と広域にわたる保全に関するITTO活動の詳細をご覧ください。


生物多様性とは何か?

生物学的多様性あるいは生物多様性とは、自然に存在する遺伝物質、種、および生態系の多様性をさします。

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プロジェクトの写真

コンゴでの緩衝地帯管理プロジェクトからの写真をご覧ください。

TBPAネットワークへのリンク

Global Transboundary Protected Areaネットワークは、国境を越えた平和的協力を通して生物多様性を促進しています。