持続可能な森林経営
ITTOでは持続可能な森林経営(SFM)を「森林製品及びサービスをその本来の価値と将来の生産性を過度に低下させることなく、また物理的・社会的環境に過度の望ましくない影響を及ぼすことなく、持続可能な森林製品及びサービスの生産に関して、一つ以上の明確な目標を達成するための森林経営のプロセス」と定義しています。この定義は以下のSFMの目標について意味しています。
ITTOは、1989年、2006年及び2011年に、熱帯地域のSFMの範囲に関して3件の調査を実施しました。これらの調査では、世界の主要熱帯木材生産国における森林経営に関するデータを収集、分析し、SFM下における熱帯林の面積を推定しました。最新のレポート2件をご覧いただくにはこちらをクリックしてください。
- 森林から得られる財や環境サービスに対する需要を継続して満たすこと
- 森林土壌、水、炭素貯蔵の保全の確保
- 生物多様性の保全
- 炭素貯蔵を含む森林のレジリエンス(回復力)と再生能力の維持
- 森林に依存する地域社会の食糧の安全保障と文化及び生活のニーズを支援
- 森林経営における責任の公平な分担と森林利用に起因する利益の公平な共有
1990年発行の天然熱帯林の経営に関するITTOの政策ガイドラインは、最新の知識を取り入れ、新たな熱帯林経営の課題と機会に対応すべく、2015年に改訂されました。『天然熱帯林の持続可能な経営に関する自主的ガイドライン』(英語、PDF)では、天然熱帯林におけるSFMの計画、実施及び評価における政策、法律、ガバナンス、制度的、経済的、社会的そして環境的諸問題に取り組むためのガイダンスを提供しています。
ITTOは、1989年、2006年及び2011年に、熱帯地域のSFMの範囲に関して3件の調査を実施しました。これらの調査では、世界の主要熱帯木材生産国における森林経営に関するデータを収集、分析し、SFM下における熱帯林の面積を推定しました。最新のレポート2件をご覧いただくにはこちらをクリックしてください。
関連リンク
- ITTOの政策ガイドライン、基準及び指標はこちら
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ビデオ『When the market gives back(市場が答える時)』を視聴する
(英語、2021年公開)
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『天然熱帯林の持続可能な森林経営に関する自主的ガイドライン』のダウンロード(英語、PDF)
(2016年発行)
- 熱帯林経営状況について
- ビデオ『ITTO: making SFM a global reality(ITTO: SFMを世界規模で実践する)』の視聴(英語)
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ビデオ『Ramin protect and prosper(ラミンの保護と繁栄のために)』の視聴(英語)
(英語)
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ビデオ『 Bomanejo 2 forestas sempre (良好な経営による森林保全)』の視聴
(原語:ポルトガル語、字幕:英語)
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ビデオ『グアテマラにおける持続可能な森林経営』の視聴
(原語:スペイン語、字幕:英語)