低インパクト伐採

RILに関するITTO資金提供研修プロジェクトの一環として、マレー半島で伐採木を搬出する「logfisher」機。ITTOは加盟国が熱帯地方における木材収穫作業を慎重に計画、管理できるように支援している。写真提供: A. Khalim/Forestry Department Peninsular Malaysia

低インパクト伐採(RIL)は、森林地や土壌へ及ぼす環境的負荷を最小限に抑え、徹底した管理計画に基づく木材収穫活動を実施することです。RILは以下に挙げる様々な実用的な手段により実践されます。

  • 収穫前の森林インベントリと個々の作物樹のマッピング
  • 土壌の乱れを最小限に抑え、適切な水の流れを持つ小川や水路を保護するための道路、スキッドトレイル、集積所について木材収穫前に計画
  • 伐採木の樹冠が重なり合った地域では、木材収穫前のツルを伐採
  • 環境に優しい設計原則に従った道路やスキッドトレイルの建設
  • 追い口切りや無駄を避けるために切り株を地面間際で切り落とす伐採、ならびに木材の再生を最大化する方法で木を横口切りするなどの伐採及びバッキング技術を使用
  • 計画されたスキッドトレイルに伐採木をウインチングし、スキッドマシンを常にトレイル上に配置
  • 可能であれば、地面の上に丸太を吊るすことによって、もしくは土壌の撹乱を最小限に抑えることによって、土壌と残留植生を保護する集材システムを採用
  • 木材伐採後評価を実施し、資源管理者及び伐採作業員にフィードバックを提供し、RILガイドラインがどの程度適用されているかを評価。
環境上のメリットに加えて、RILによって「失われた」丸太(森で伐採されたが、スキッディングや集材作業中には発見されなかったために集積されることのなかった木)が減少しており、その結果として木材の無駄を減らし収益が増加することになりました。

ITTOはプロジェクトを通じて、研修を提供しマニュアルを作成するなどしてRILに関する地域の能力強化に努めています。


 

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