森林法の実施

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木材追跡は合法性の確認に役立ちます

森林関連の犯罪がどの程度行われているか、信頼できる情報を入手するのは困難です。しかし多くの国々で、違法伐採や林産物の不正取引などの犯罪は持続可能な森林経営や持続可能な開発に対する脅威であり、立ち向かわなければならない問題であることは明らかです。

2001年11月の国際熱帯木材理事会の決定は、その方面への重要な一歩でした。これにより、熱帯木材生産国が森林法施行の改善方法を考案する際にITTOから支援を得るための資源が確保されました。この決定によって、持続不可能な木材伐採、森林法の施行、および熱帯材の不法取引に対処する目的で、より多くの資金援助を受けるための、加盟国によるプロジェクト案の提出も促進されました。

ITTOは、木材貿易の透明性を高めることは違法行為の減少にも役立つことを認識しています。事実、ITTOは設立当初から、貿易関連のデータ(木材取引と木材市場を参照)の収集、分析、配布を行っており、木材セクターを監視する加盟国の能力を高めるために、かなりの資源を投入しています(統計能力開発を参照)。

ITTOは最近、さまざまな国の輸出・輸入データに関する一連のケース・スタディーを開始しました。これらのケース・スタディーは、記録に記載されていない取引を浮き彫りにするため、および生産国と消費国の両方で木材に関する統計報告を改善するために役立ちます。

またITTOは政府および非政府機関と協力し、コンゴ盆地の3カ国の森林に関するデータ収集イニシアティブを実施しています。このイニシアティブは、より良い森林経営と、保護地域の効果的な保全を促進するために、森林コンセッション地域での森林法の実施を改善することを目的としています。

さらに、持続可能な森林経営を促進するための多数のITTOプロジェクトは、不法行為(特に伐採と搬出の段階での)を最小限に減らす努力と常に結びついています。ITTOは熱帯林の持続可能な経営のためのガイドライン/原則/基準・指標の策定で主導的な役割を果たしているほか、木材認証や森林経営計画の立案にも貢献しており、これらの活動もこの面での改善の一翼を担っています。国境を含む広範な地域の保全の開発に関するITTOのプロジェクト活動も、環境保全のニーズを満たしている以外に、国境周辺の地域を完全に保護することによって、森林に関連した違法活動、特に越境密輸の監視と防止を行う上で重要な機能を果たしています。

ITTOの行動計画の詳細については、ITTO Action Plan 2008-2011を参照するか、またはリソースプロジェクト・ポートフォリオをクリックし、森林法施行の領域でのITTO活動の詳細をご覧ください。