環境への影響を削減した伐採法

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伐採した木の幹の一端を持ち上げると、土壌表面へ
のダメージが少なくなります。写真: TFF

環境への影響を削減した伐採法は、「林分や土壌への環境影響を最小限に抑えるように徹底的に計画され注意深く管理された木材伐採活動の実施」と定義できます。それには以下のような実際的手段が必要になります。

  1. 伐採前のインベントリと伐採する個々の樹木のマッピング。
  2. 土壌の攪乱を最小限に抑え、適切な渡河で河川や水路を保護するために、道路、スキッド進路、荷揚げ場を伐採前に計画しておくこと。
  3. 樹冠同士を蔓植物が密につなげている部分では、伐採前に蔓を切断しておくこと。
  4. 環境調和型設計ガイドラインに従った道路、荷揚げ場、スキッド進路の建設。
  5. 適切な方向への伐木、無駄を避けるための地面に近い低い位置での切り株、使用できる木材の回収を最大化する丸太への造材を含む、適切な伐木・造材手法の使用。
  6. 計画したスキッド進路へウィンチで丸太を巻き上げ、スキッドが常に進路から外れないようにすること。
  7. 可能であれば、丸太を地面より上に吊るか、その他の方法で土壌の攪乱を最小限に抑える方法により、土壌と残存植生を保護するヤーディング・システムを使用すること。
  8. 森林管理者と伐採チームにフィードバックを提供し、RILガイドラインがどの程度正しく適用されたかを評価するために、伐採後の評価を行うこと。

環境上のメリットのほかに、RILには「失われる」丸太(森林内で切り倒されたが、トラクター操縦者から見えないために搬出されない樹木)の割合を減少させることによって、木材の無駄を減らすメリットがあることも分かっています。

ITTOはさまざまな方法でRILを促進しています。ITTOはプロジェクト・プログラムを通してRILの方法に関するトレーニングを提供しています。たとえばブラジル・アマゾンでのプロジェクトでは、138人の作業者に適切な伐採法のトレーニングを提供し、伐採会社数社が業務の認証を取得するのを支援しました。このプロジェクトの新フェーズが2003年に開始され、インドネシア、ガイアナ、コロンビアでも同様のプロジェクトが実施されています。

ITTOの行動予定については、ITTO Action Plan 2008-2011を参照するか、またはリソースプロジェクト・ポートフォリオをクリックし、環境への影響を削減した伐採法に関するITTO活動の詳細をご覧ください。