木材取引と木材市場

D0024.jpg

付加価値木材製品の貿易は、このようなコンテナ船で
行われます。写真:ITTO

ITTOは、世界の木材情勢に関する情報の収集、分析、配布で重要な役割を果たしています。ITTOはプロジェクトを通して、加盟国が統計やデータの収集と報告機能を強化するのを支援しています。さらにITTO事務局は、熱帯木材の生産、取引、市場動向について定期的な報告を行い、市場に関連した多数の問題を調査しています。熱帯木材の生産、取引、価格に関する統計は、ITTO本部のコンピュータ・データベースに収められ、分析されて、ITTOの世界木材アニュアルレビューとアセスメントで毎年発表されます。ITTOの年次レビューからのデータは、加盟国の政府、業界団体、環境NGOによって広範に使用されています。

熱帯地域の内外の多くの国々は、森林関連の統計情報を適切な水準まで引き上げるための援助を必要としています。ITTOが開発した、加盟国の統計コレスポンデントを指名するシステムは大いに効果をあげており、いくつかの国で統計情報が改善されています。ITTOではトレーニング・ワークショップも開催し、林業統計の収集、分析、配布に関する実地トレーニングを参加者(多くの場合加盟国で指名された統計コレスポンデント)に提供しています。各国で統計処理を担当しているスタッフは入れ替わりが激しい場合が多いので、継続的な努力が要求されます。

国家レベルの活動のほかに、ITTOは事務局間ワーキング・グループを通して他のいくつかの国際機関(Eurostat、FAO、国連欧州経済委員会など)とも協力し、林業統計報告の能率化を図っています。このワーキング・グループの主な成果として共同森林セクターアンケートが制作され、現在はこれを使って世界中で共通の林業統計が収集されています。

ITTO事務局が発行する年次統計レビューに加えて、ITTOのMIS:市場情報サービスは、広範な熱帯木材製品に関する市場ニュース、価格、トレンドを掲載したニューズレターを、世界中の業界団体、エグゼクティブ、アナリスト向けに隔週で提供しています。これは競争的な木材産業と熱帯木材製品の透明な取引を促進するためにITTOが行っている活動の一環です。MISニューズレターでは、生産者が必要とする消費市場のトレンドや進展に関するデータや情報、および木材購入者からの関心の高い生産国からの情報を提供しています。

ITTOの行動予定については、ITTO Action Plan 2008-2011を参照するか、またはリソースプロジェクト・ポートフォリオをクリックし、木材取引と木材市場に関するITTO活動の詳細をご覧ください。


取引の透明性

取引関連情報の不備は、熱帯木材製品の有用な市場を育成し維持していく上での主な障害の1つです。

D0645rc.jpg