炭素貯留

このダイニングテーブルのような森林製品は炭素を貯蔵し気候変動緩和の一助となる。写真撮影:ITTO
炭素は大半の有機物の大部分を成す化学成分で、地球では、大洋、土壌、森林といった大規模な「吸収源(シンク)」に貯蔵されます。持続可能な森林経営を実践することで森林の炭素貯留能力は増加し気候変動緩和に寄与します。炭素はまた、収穫された樹木から森林製品へと移動し、その製品の中に一生涯留まります。例えば住宅に使用された木材は何10年間もの間炭素を貯蔵することが可能です。収穫後の森林製品は拡大する重要な地球の炭素吸収源です。
ITTOは、森林の炭素貯留力の拡大、木材加工の一層の効率化(これにより製造時の炭素排出量を減少)、合法かつ持続可能なサプライチェーンを通じた森林製品市場の促進といった熱帯木材生産国による持続可能な森林経営の実践を支援しています。
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