基準と指標

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持続可能な森林経営への進展を監視するため、
基準・指標が用いられる。写真:TFF

ITTOは1990年代前半に熱帯天然林の持続可能な経営に関する基準と指標(C&I)をいち早く策定し、引き続きそれらの見直しと改良で主導的な役割を果たしています。C&Iは、持続可能な森林経営への前進を定義し、評価し、モニターするための手段です。C&Iには森林の健全性と生産性に影響を及ぼす主な要因(「基準」)がリストされており、長期にわたって測定することにより、森林経営手法が森林および森林に依存するコミュニティの持続可能性と調和するかどうか評価するのに役立つ指標が示されています。

C&Iはそれ自体が目的ではありません。重要なのは、森林が必要な財とサービスを生み出し続けられるようにC&Iを利用すること、そして経営手法をしかるべく適合させることです。そのためにITTOはC&Iの実地利用に多くの資源を投入しています。例えばITTOは熱帯加盟国において、森林コンセッショネア、産業労働者、および政府関係者を対象に、国家および森林経営単位レベルでのC&Iの利用に関する全国レベルのワークショップを実施しています。また、多数のITTOプロジェクト によって、加盟国でのC&Iの普及を支援しています。

C&Iは国際レベルでの多くの政策活動の中心になっています。熱帯天然林の持続可能な経営に関するC&Iが最初に策定されて以来、多数のエコロジカル・ゾーンや地域で同様のプロセスが開始されました。世界中の森林経営政策に一貫性を持たせるためには、これらのプロセスのアプローチを理解して調和させることが大切です。世界的プロセスへの貢献の一環として、ITTOはFAOなどの機関と協力し、2003年2月にグアテマラのNational Forest Serviceが持続可能な森林経営の基準と指標に関する国際会議を開催するのを支援しました。2004年3月には、FAOと共同で第2弾の国際専門家会議をフィリピンで開催しました。2006年中頃には、モントリオール・プロセス、欧州森林保護閣僚会議(MCPFE)、およびFAOと共同で、3回目の国際ワークショップがポーランドで開催されることになっています。

ITTOの行動指針については、ITTO Action Plan 2008-2011を参照してください。また、リソースプロジェクト・ポートフォリオをクリックすると、基準と指標に関するITTO活動の詳細が表示されます。


ITTO基準・指標の報告書式

ITTOは全国および森林経営単位レベルでこれらの指標に関する情報を収集するための質問表を考案しました。

ITTOのC&Iを適用するための現行のトレーニング

ITTOは森林開発者や伐採権所有者を対象に、持続可能な森林経営の基準と指標の適用に関するトレーニング・プログラムを積極的に提供しています。

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写真: J. Blaser


森林経営の監査方法

ITTOは森林経営の監査に関するトレーニング・パッケージを開発しました。

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写真: ITTO