立命館大学、ITTOをびわこくさつキャンパスへ招聘
2025/11/26
ITTO 職員は、世界の熱帯地域における持続可能な森林経営に向けて、ITTO がどのように先導的な役割を果たしているかを説明しました。© ITTO
立命館大学びわこ・くさつキャンパス経済学部は、2025年11月19日、熱帯地域における持続可能な森林経営に関する ITTO の取組について学ぶため、ITTOの 広報担当のポーラ・サリグンバ氏と統計アシスタントのジャン・クロウドン氏を招聘しました。
ITTOの広報担当のポーラ・サリグンバ氏と統計アシスタントのジャン・クロウドン氏、および立命館大学のヴィサテップ・スクサバン教授、徳丸夏歌教授。© ITTO
サリグンバ氏とクロウドン氏は、立命館大学グローバル・アクティブ・ラーニング・プログラムの一環として行われた、徳丸夏歌教授およびヴィサテップ・スクサバン教授の講義で、ITTO の使命、国際協力を促進する役割、気候変動対策の推進や持続可能な熱帯材貿易の拡大に向けた取組について紹介しました。
サリグンバ氏は、ITTO の設立経緯、ガバナンス、そして、持続可能な森林経営、生計や地域社会のウェルビーイングの向上、生物多様性の保全、責任ある木材利用を支援する各種取組を紹介しました。クロウドン氏は、森林の種類、それらが提供する財やサービス、そして ITTO が持続可能な森林経営の推進を通じて木材生産のバランスをどのように図っているかについて説明しました。また、ITTO 市場情報サービスや2023年~2024年世界の木材状況に関する隔年評価報告書といったツールを通じたデータと統計の重要性も強調しました。最後に、学生に対し、森林生態系をより包括的に評価し、持続可能な木材の役割について考えるよう促しました。