ITTO、第7回RD20国際会議でバイオエネルギーネットワークを拡大

2025/10/03

日本・つくばで開催された第7回RD20会議で同僚と協議するテトラ・ヤヌアリアディITTOプロジェクトマネージャー。

ITTOは、2025年9月30日から10月3日まで日本のつくば市で開催された第7回RD20会議(2025年)に参加しました。

本会議にはG20加盟国・地域から参加者が集い、クリーンエネルギー技術に関する最先端の研究開発事例を共有しました。2019年に発足したRD20は、カーボンニュートラル達成に向けた世界最先端技術を開発する国々間の国際的な研究開発協力を強化することを目的としています。

日本・つくばで開催された第7回RD20会議(2025年)の様子。

テトラ・ヤヌアリアディITTOプロジェクトマネージャーは、会議に参加した研究者や科学者から学ぶために会場を訪れました。

ヤヌアリアディ氏は、木質バイオマスエネルギーに関するITTOの取組、特に熱帯諸国における資源利用率とエネルギー効率向上のため、伐採残材や木材加工廃棄物をエネルギー変換に活用する技術的・経済的潜在性に焦点を当てた活動の詳細を共有しました。

同氏は、ドイツ、ブラジル、カメルーン、インドネシアで「木材残材・廃棄物を利用した木質バイオエネルギー促進に関する国際・地域フォーラム」を主催したITTOの経験を紹介しました。これらのフォーラムは、木材残渣を利用した電力コージェネレーション(温室効果ガス排出削減効果も併せ持つ)の可能性を含め、木質バイオエネルギーによるエネルギー安全保障向上の機会に関する認識を高めることを目的として設計されました。

第7回RD20会議において、ヤヌアリアディ氏は、インドネシアにおけるITTOのプロジェクト実施経験を紹介しました。同プロジェクトは、北スマトラ州の地域コミュニティが木質バイオマスエネルギー供給源を開発することを可能にしたものです。

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