横浜サイエンスフロンティア高校の生徒たちと希望と前向きな思考の種を蒔く

2025/03/19

2025年3月19日、国際熱帯木材機関(ITTO)は、横浜サイエンスフロンティア高等学校で、熱帯林と持続可能性に関する特別講義とワークショップを実施しました。同イベントには12歳から18歳までの生徒54名が参加しました。

ITTOのミッションと世界的な影響力を紹介する講義で、生徒たちは、熱帯林が生計を支え、必要不可欠な物資を提供し、自然災害を防ぎ、数え切れないほどの種の生息地として重要な役割を果たしていることを学びました。ITTOによるプレゼンテーションでは、世界の熱帯林の約80%を所有し、世界の熱帯木材貿易の90%を占める76の加盟国を代表するというITTOの唯一無二の立場が紹介されました。ITTOはこれまで、政策開発、現場でのフィールドワーク、データ収集、能力開発など、持続可能な森林経営(SFM)の促進を目的とした1,200以上の取組を実施しています。また、生徒たちは、SFMの主要な概念と実践方法についても学びました。

講義の後、学生たちは双方向型のワークショップに参加しました。6~8人の小グループに分かれ、2050年の世界を想像し、文章や絵などの創造的なツールを使って表現しました。オゾン層破壊による環境崩壊や広範囲に及ぶ洪水など、悲観的なシナリオを示したグループもありました。また、世界的な課題が未解決のまま残る未来と、集団行動によって克服される未来を対比させたグループもありました。ITTOの職員らは、生徒たちの地球規模の問題に対する認識と、思慮深く想像力豊かな反応に深い感銘を受けました。

最後に、ITTOのファシリテーターらは、インターネットから人工知能に至るまで、技術革新のスピードの速さを希望の源泉として強調し、前向きな思考を持ち続けるよう生徒たちを激励しました。ITTOのファシリテーターは、若者の情熱と創造性を称え、若者が持続可能で強靭な未来を形成する上で不可欠な役割を持つことを強調しました。

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