ITTO、北海道で開催された第10回太平洋地域木材解剖学会議で発表
2024/09/30

ITTOのヌルディーン・イドリス事務局次長(貿易・産業)は、2024年9月10日から14日まで北海道で開催された第10回太平洋地域木材解剖学会議(PRWAC)で、シャーム・サックルITTO事務局長の代理として「熱帯林の持続可能な経営と林業・木材貿易における木質科学の役割」と題したビデオ講演を行いました。
発表の中で、イドリス博士は、地球全体のウェルビーイングにとって熱帯林が極めて重要であること、および、持続可能な林業と木材貿易において木材科学が果たす重要な役割を強調するとともに、合法かつ持続可能なサプライチェーン(Legal and Sustainable Supply Chains:LSSC)、生物多様性と生態系サービスの保全、森林景観再生と強靭な生計に関するITTOパイロットプログラムの概要を説明し、ITTOが熱帯林における持続可能な森林経営の実践を強化するために真剣に取り組んできたことを示しました。
イドリス博士はまた、合法かつ持続可能な木材伐採にまつわる課題についても議論し、熱帯における効果的な持続可能な森林経営を推進する上での、木材追跡と木質科学、特に木材識別(Wood ID)の重要性を指摘しました。
発表の様子を見る(英語):
https://youtu.be/toGf7rEiDKo