ITTO事務局長、東京の創価大学で、グローバル社会における包摂性と強靭性を実現するための大学の役割について基調講演を実施

2023/06/16

創価大学で基調講演を行うシャーム・サックルITTO事務局長。写真:ITTO
2023年6月10日に東京の創価大学で開催された2023年東南アジア高等教育協会(ASAIHL)国際会議で、シャーム・サックルITTO事務局長が基調講演を行いました。このハイブリッド・イベントには、280名以上の参加者と創価大学の運営協議会メンバーが出席しました。
発表への感謝が込められた記念品を受け取るシャーム・サックルITTO事務局長。写真:ITTO

会議のテーマは「グローバル社会における包摂性と強靭性を実現するための大学の役割」で、地域の様々な参加大学から200人以上の参加者が集まりました。

サックル事務局長のプレゼンテーション「包摂性、強靭性、持続可能な開発のための持続可能な熱帯林業(原題:Sustainable tropical forestry for inclusion, resilience, and sustainable development)」では、森林教育、ジェンダー平等とエンパワーメント、コミュニティ・プロジェクト、ITTOフェローシップ・プログラムなど、多くのITTOプロジェクトの事例を通して、包摂性と強靭性のための熱帯林の重要な役割が強調されました。また、サックル事務局長は熱帯林には多額の投資が必要であり、合法的で持続可能な供給源からの収穫は森林破壊「ではない」という理解が重要であると指摘しました。また、環境保全、天然資源の持続可能な利用、気候の緩和と適応におけるすべての利害関係者の共同責任を強調し、今日の若者が未来の管理者となると述べました。さらに、世界の包摂性と強靭性を達成するために熱帯林が果たす重要な役割について、次世代を教育する上で大学が果たす役割の大きさを強調しました。

講演の最後には、創価大学の鈴木将史学長とASAIHLのモハマド・ナシフ会長から出席へ感謝の意を込めて記念品が贈られました。

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