森林破壊ゼロサプライチェーン達成に向けた協力が重要と専門家が指摘

2018-07-25

世界有数の森林専門家の中には、森林生産者と熱帯木材の消費者が共に協力することが森林破壊を削減し、経済発展を促進する手段としての「森林破壊ゼロ」サプライチェーンを発展させていくことに対して不可欠だと述べています。ITTO制作のビデオで、ゲアハート・ディタレITTO事務局長と国連食糧農業機関(FAO)、国際林業研究センター(CIFOR)、グローバルキャノピー(Global Canopy)、フォレストトレンド(Forest Trends)の各代表者が、木材の供給を確実なものにできれば持続可能な森林経営を促進し、熱帯林の森林破壊を食い止めるのに役立つと語っています。また、こうした森林破壊のないサプライチェーンを実現するには、政治的意志、各自のモチベーションの高さ、良好なガバナンス、セクター間の協力、森林管理者、伐採、輸送、加工、小売企業、市民団体、政府らが必要とされると述べています。今回制作のビデオは、2018年1月に日本の林野庁、ITTO、FAOの共催によって東京で実施された森林減少ゼロに貢献するグローバル・サプライチェーンの推進に関する国際シンポジウムでの発言をもとにまとめられたものです。