ITTOがマダガスカルの森林蓄積に関する計画を支援

2018年6月29日

マダガスカルのローズウッド及びその他の貴重な森林蓄積の確保と処分に関する使用計画(「事業計画」)の実施を議論するワークショップの参加者。ワークショップ会場外にて撮影。写真提供:R. Hearn

このたび、ITTOはマダガスカルにおいてワークショップを共催し、このワークショップによって絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約附属書Ⅱに掲載されている同国の貴重な木材樹種の森林蓄積に対する取り組みが開始されました。

上述のマダガスカルのローズウッド及びその他の貴重な森林蓄積の確保と処分に関する使用計画(「事業計画」)の実施を議論するワークショップは、2018年6 月19日~21日に同国首都のアンサナナリボで実施されました。この会議はマダガスカル政府(環境・生態・森林省)とITTOが共催し、マダガスカル政府、ドナー・輸入国政府、市民社会、民間セクター、学界、国際機関から30名以上の参加者が出席し、森林蓄積の管理に関する事業計画について意見を交わしました。マダガスカル政府は、今年10月のCITES常任委員会第70回会合にこの事業計画を提出する予定です。

マダガスカルのローズウッドとエボニーは2013年のCITES附属書Ⅱに掲載されました。これらの種は保存する事も含めてCITESリストの規定を実施することが困難であるために輸出禁止措置が取られています。

ワークショップアジェンダとプレゼンテーション資料はこちらからご覧頂けます。また報告書は完成次第掲載される予定です。

改訂事業計画はwww.cites.orgに追って掲載予定です。