ITTO at TICAD V

2013年6月3日

TICAD VにおけるITTO・JICA共催のサイドイベントで基調講演を行うエマヌエル・ゼ・メカ国際熱帯木材機関事務局長 写真: K. Sato/ITTO

IITO は、5月31日~6月3日に横浜で開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)に積極的に参加しました。TICADVには、アフリカの54ヵ国のうちの51ヵ国と、その他の国や国際機関、市民団体、民間企業等から2,000名を超える代表団が参加しました。約40ヵ国の首脳、数多くの政府の大臣や大使、国連事務総長など、多数の要人が含まれています。
全体会議の共同議長は、日本の安倍総理とAU議長のハイレマリアム・デサレンエチオピア首相が務めました。
ITTOは、国際協力機構(JICA)と共に「アフリカの森林の持続可能な経営の推進に向けた取組」と題するサイドイベントを6月1日に開催しました。サイドイベントには100以上が参加し、その中で、ITTOは持続可能な森林経営(SFM)の推進に向けたアフリカの加盟国の取組を支援するための3つのプロジェクト案を提案し、協力を求めました。3つのプロジェクト案は、アフリカ域内での林産物貿易の促進、保護林の管理・保全の改善、SFMのための基準・指標を活用した森林のモニター・評価・報告の向上に重点を置いたものとなっています。
エマヌエル・ゼ・メカ事務局長は、6月2日、バン・ギムン国連事務総長が議長を務めた「2015年以降の開発課題に向けて」と題するTICAD Vのテーマ別会合において、リードオフ・スピーカーを務めました。事務局長は、2015年以降の開発課題に向けた新たな取組について、その達成に果たすアフリカの森林の役割に的を絞ったスピーチを行いました。ITTOは、テーマ別セッションに続き、TICAD V代表団昼食会を神奈川県との共催で開催しました。昼食会には600名以上が出席し、日本の伝統芸能のほか、ITTOとコートジボワール政府の間で、内戦によって劣化したコートジボワールの森林を再生するための新たなITTOプロジェクトについて、その実施に必要な合意書の署名が行われました。
ITTOの事業や取組の詳細についてはwww.itto.intをご覧下さい。また、TICAD Vについては、www.ticad.netをご覧下さい。


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