ITTO at the 22nd CITES Plants Committee meeting: Protecting high-value tropical trees/timber species

2015年10月28日

マードレ・デ・ディオス(ペルー)のマホガニーの直径を地元の熟練した森林管理官が測る。写真提供: Universidad Nacional Agraria La Molina

2015年10月19日~23日にかけて第22回絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)植物委員会がグルジアの首都トビリシで行われました。この会合には世界中から専門家(関係機関、政府間組織、NGOや民間企業からのオブザーバーを含む)が160名以上参加しました。

本会合では、アフリカンチーク、シタン、黒檀などの高価値木材や熱帯広葉樹種と、アフリカンチェリー、沈香、白檀などの経済的価値の高い非木材産品の保全状況と搾取のレベル(これらの木材や樹種についての保全と持続的な利用に関する研究と活動は現在 CITESリストに掲載されている熱帯木材種要件実施のためのITTO-CITESプログラムによって支援を受けています)について中心的に取り上げられました。また、木材の識別ガイドラインやアロエやサボテンの種の保全状況と貿易についてのレビューも議題に上がりました。さらには、人工的に繁殖させた植物の取引や、樹種と多年生植物のための種の存続等を害することにならないという確認を行うためのガイダンス、ITTOなどの生物多様性に関連する多国間環境協定との連携についても報告する機会を検討しました。

本会合でITTOは積極的に熱帯樹木や木材に関連する多くの議題に関するディスカッションに貢献したほか、 CITESリストに掲載されている熱帯木材種要件実施のためのITTO-CITESプログラムの進捗状況について同植物委員会に報告しました。