ITTOがベナンとマリで基準及び指標を推進

2014年4月1日

ITTOの基準及び指標をパホウ森林のフィールドで適用するワークショップの参加者たち 写真提供:Direction de Gestion des Forêts et des Ressources Naturelles (DGFRN)

ITTOが資金援助をした熱帯林の持続可能な経営(SFM)のための基準及び指標(C&I)に関する研修ワークショップが3月27日から30日までベナンのコトヌーで催され、ベナンとマリからおよそ40人が参加しました。ITTOは1990年代初頭にC&Iを他に先駆けて作成し、熱帯地域の森林の監査及び報告のために利用することを先頭に立って推進してきました。

ワークショップで取り上げられた問題は次のとおりです。
• 森林に関する監視、評価及び報告
• 国家の報告能力
• フィールドレベルでの実施
• 国際的な林業及びC&Iプロセスの発展

ベナンとマリはITTOの新規の加盟国です。マリは2012年10月25日に、ベナンは2011年12月7日に、国際熱帯木材協定2006に批准しました。このワークショップは生産加盟国の森林の持続可能な経営能力を養成するためにITTOが提供する援助の一例です。

このワークショップへの参加によって森林資源の監視、評価及び報告、森林生態系の健全性、SFMの政策の枠組み、森林の社会経済面などに関するベナンとマリの森林当局の能力が強化されることが期待されます。

ベナンでのワークショップは2000年以来、国家レベルでの研修としては28回目になり、アフリカにおけるITTOの2つの新規加盟国の政府機関、民間セクター、大学及びNGOの代表が集まりました。次回のC&Iワークショップは2014年末あるいは2015年初頭に、もうひとつのアフリカの新規加盟国であるモザンビークで行われる予定です。