調達に関する紛争を超える動向

2015-04-10

ITTOのエマニュエル・ゼメッカ事務局長がITTO プロジェクト TFL-PD 017/09 Rev.2 (M)の監視中に、中国の上海にあるカメルーンから輸入された丸太の識別票を検査しているところ。17ページに掲載されているこのプロジェクトは、中国の中小森林企業が持続可能な経営をしている森林から合法的に熱帯木材を調達することを支援しています。写真提供:Li Qiang, ITTO

公的な木材調達方針は長期にわたって、政府、熱帯木材貿易関係者、環境団体の間で論争されてきました。環境団体は熱帯木材輸入国が認証された熱帯木材または少なくとも合法的に検証された熱帯木材を購入することで持続可能な森林経営の道を開くことが出来ると主張してきました。その一方、木材輸出国はこのような調達方針は熱帯木材以外の木材に市場で不公平な利益をもたらしていると主張します。さらに、貿易関係者は新基準に従う際ににかかる費用について懸念を見せています。