ITTOと韓国山林庁がパートナーシップを強化

2016年10月18日

熱帯地域の森林再生とSFMの推進:韓国山林庁とITTOの協力を強化するためにシン・ウォン・ソプ山林庁長(左)とスティーブン・ジョンソンITTO事務局長代行が覚書に署名。写真提供:H.O.Ma / ITTO

2016年10月17日に、ITTOと韓国山林庁(KFS)は熱帯林の再生と持続可能な経営における協力を拡大するために覚書を締結しました。

覚書は韓国、ソウルにおいて山林庁長のシン・ウォン・ソプ博士とITTO事務局長代行のスティーブン・ジョンソン博士によって調印されました。この覚書によって、特に劣化林の再生に焦点を当てた持続可能な熱帯林経営について支援を行います。3年間に渡るこの事業を促進させるために、韓国山林庁(KFS)は2017年初頭からITTOに専門職員を出向させる予定です。
 
「我々はすでにあるKFSとの優れた協力体制を継続するために、この契約を締結できたことを喜ばしく思っています」とジョンソン博士は語り、「このことが気候変動の新たな枠組みであるパリ協定を含めたグローバルアジェンダにおいて、森林再生についての我々の共同政策とプロジェクト作業を強化していくことになるでしょう」と述べました。
 
シン博士は「この覚書によってKFSは熱帯林の保全、経営、そして持続可能な利用においてより大きな役割を果たせるようになると考えます」と述べ、「KFSは世界中の森林がもたらす貢献を強化するという目的のもと、国際社会との緑化経験を共有しています」と話しました。