ITTOが「私と地球の環境展」に参加

2014年4月4日

横浜で行われた私と地球の環境展会場で持続可能な森林経営及び絶滅危惧種にあげられている樹種に関するITTOの活動のビデオを見ている参加者たち 写真提供:R. Carrillo, ITTO

 
ITTOは2014年3月25日から31日まで、横浜で開催された「私と地球の環境展」に積極的に参加しました。この環境展は創価学会インタナショナル(SGI)が主催、地域の主要なメディアが後援し、気候変動、生物多様性の喪失、質の高い水の不足、食の安全及び熱帯林の破壊と森林劣化などの世界的な規模の環境問題についての横浜市民の意識を高めるために行われました。環境展はこれまで日本の20以上の主要都市で開催されてきました。

ITTOのエマニュエル・ゼメカ事務局長は開会式で、世界規模の環境問題は私たちの日々の仕事や生活スタイルの結果なので、環境に関する意識を高めることが世界的な環境問題の解決の鍵のひとつになることを強調しました。また、知識は日々の生活の中で人々が具体的な行動をとるように動かし、最終的に持続可能な発展を成就するために消費及び生産パターンに大きな変化をもたらす力となることも伝えました。

ゼメカ事務局長はまた、ITTOが熱帯地域における持続可能な森林経営の実現を目指して、過去27年間に1000件以上のプロジェクトを実施することができたのは日本政府、神奈川県及び横浜市の継続的な支援のおかげと、感謝の意を表明しました。

世界最大の熱帯林があるアマゾンがこの環境展の主眼のひとつでした。SGIはブラジルのマナオス市にあるアマゾン生態系保存センターを運営し、ITTOの主力分野であるアマゾンの森林の生態系の管理を向上することを目指しています。

ITTOはこの環境展の開催中、ITTO-CITESプログラムの新しいビデオを上映し、アマゾンのマホガニー(Swietenia macrophylla)、東南アジアのラミン(Gonystylus spp.)及びコンゴ盆地の森林のアフリカンチェリー(Prunus africana)など絶滅が危惧されている樹種の保存活動について紹介しました。

ITTO-CITES プログラムのビデオを日本語でご覧ください
女性と森林のビデオを日本語でご覧ください 
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