ITTO、持続可能な林業に関する政策開発への女性の重要な貢献を賞賛

2024年6月24日

ITTOは、熱帯地域における持続可能な林業を推進する上で、女性の組織の活動への参加が不可欠であると認め、そのインパクトのある貢献を称えます。写真:Diego Noguera/IISD-ENB

2024年6月24日:ITTOは女性と外交の国際デー(英語)を機に、熱帯地域における持続可能な林業の推進における女性の不可欠な役割とインパクトのある貢献を認め、国際的な政策と実践を作り上げる中での女性たちの貴重な努力に敬意を表します。

ITTOのトップに就任した初の女性であるシャーム・サックル事務局長は、「女性は常に森林セクターにとって不可欠な存在ですが、その功績やリーダーシップは、男性に比べて過小評価されがちです。」と述べました。

「とはいえ、状況は良い方向に変わりつつあり、今や多くの女性が世界の重要な森林政策の策定に携わっていると信じています。」

最近のITTOの沿革において、重要な人物は、国際熱帯木材理事会(International Tropical Timber Council: ITTC)をはじめとする世界的なフォーラムに長きにわたり米国代表として参加してきたジェニファー・コンジェ氏です。コンジェ氏は現在はITTO事務局のメンバーとなりましたが、かつて、ITTOにとって激動の時期に、理事会の副議長(2015年)と議長(2016年)を務めていました。

「彼女の卓越したリーダーシップと戦略的な決断は、困難な時期を乗り切り、組織を安定させ活性化させるために必要な改革を可能にする上で極めて重要でした。」とサックル事務局長は述べました。

コンジェ氏は、持続可能な森林経営(Sustainable Forest Management: SFM)と国際的な熱帯木材貿易において、女性が平等な発言力を持つ必要があると語りました。

「SFMの多岐にわたる目標を達成するためには、女性の参画が不可欠です。」「このことは、各国の行政についても、森林の利用と経営に関する現場における女性の重要かつ直接的な役割についても該当することであり、政策が議論され形成される国際レベルにも言えることです。」とコンジェ氏は述べました。

ITTOは、ITTOの政策、計画、プログラム、プロジェクト、活動、内部機能におけるジェンダーの統合と主流化の枠組みを提供するため、2017年にジェンダー平等と女性のエンパワーメントに関するITTO政策ガイドライン(英語)を採択しました。同ガイドラインは、あらゆる分野、あらゆるレベルにおけるITTOの事業のインパクトと有効性を高めることを目的としています。ガイドラインの主な作成者は、ITCCのもう一人の長期代表であり、外交官、政策アナリストとしても有能なステファニー・キャズウェル氏です。

ジェンダー平等に関する政策ガイドラインの採択当時、事務局次長(総務)を務めていたサックル事務局長は、それ以来、ITTOのマニュアル、プロジェクト提案書、コンセプトノートの提出、および内部・外部手続きにおいて、ガイドラインを広く確実に導入してきました。

ITTC理事会の女性議長の長い歴史において、最も新しい人物は、ITTCの現議長であるアン・タイラー氏です。他にも、多くの女性が、理事会委員会、および、ITTO専門家グループやパネルにおける議長や参加者、また、林業に関するアジェンダを推進するための各国代表団の団長など、様々な立場で、ITTOの活動を形作る上で積極的な役割を果たしています。

ITTOは持続可能な林業を推進するために、熱帯地域全体で多くの女性を支援しています。例えばコートジボワールでは、デルフィネ・アフォッシ氏が女性グループとともに森林景観再生に関するITTOプロジェクトを主導し、同プロジェクトは、トーゴとベナンでITTO事務局長が開始し、ドナーから支援を受けている同様の取り組みのベンチマークとなりました。インドネシアでは、デシー・エクワティ氏がITTOプロジェクトをコーディネートし、女性竹細工職人の製品デザインと財務管理スキルを向上させ、女性たちをエンパワーしました。ペルーのマチュピチュでは、ITTOフェローのタリア・ロスタナウ氏が、その歴史的な聖域の火災予防改善の取り組みを紹介するドキュメンタリー(動画・英語)を制作しました。

世界的に、外交に携わる女性たちは、森林ガバナンスを改善し、国際政策、特にさまざまな国連条約の中で森林の価値が認識されるよう支援しています。彼女たちの積極的な貢献は、持続可能な開発目標(SDGs)を達成し、差し迫ったグローバルな課題に取り組む上で極めて重要です。

「女性と外交の国際デーという機会は、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントに対する私たちのコミットメントを再確認するのに適しています。」とサックル事務局長は述べました。「政策開発や国際社会での外交における女性の平等な貢献は、森林と地球の未来にとって不可欠です。」

関連するSDGs

女性たちは外交の場においてITTOの政策とガバナンスの形成に貢献し、「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントに関するITTO政策ガイドライン」は、ITTOの政策、計画、プログラム、プロジェクト、活動、内部機能に、ジェンダーの統合と主流化のための枠組みを提供しています。
持続可能な森林経営と持続可能な熱帯木材貿易には、国際的にも、また特にローカルなレベルでも、政策開発におけるジェンダー平等が不可欠です。