ITTOとAFoCO、グローバルな課題に対処するための協力を強化

2022年5月5日, 韓国、ソウル

リカルド・L・カルデロンAFoCO事務局長(前列左)とシャーム・サックルITTO事務局長(同右)。両組織間の新たな覚書の署名式にて。写真: Yunjeong Jeong/AFoCO

2022年5月5日、韓国、ソウル: ITTOとアジア森林協力機構(Asian Forest Cooperation Organization: AFoCO)は、5月5日に署名された新たな覚書(memorandum of understanding : MOU)に基づき、森林の保全と再生、持続可能な森林経営、林産物と生態系サービスの持続可能な生産と消費に関する協力体制を強化します。

ITTOのシャーム・サックル事務局長とAFoCOのリカルド・L・カルデロン事務局長は、5月2日からソウルで開催されている第15回世界林業会議で、両組織間の覚書に署名をしました。

両事務局長は、森林の保全と再生および持続可能な利用を通じて複数の持続可能な開発目標(SDGs)を達成するという、両機関に共通する関心事項を示すものとして、この新しい覚書を歓迎しました。本覚書は、2013年にITTOとASEAN-韓国森林協力(ASEAN-Korea Forest Cooperation: AFoCo)との間で調印された合意に続くものです。

サックルITTO事務局長は「世界は、気候変動、生物多様性の損失、森林火災、および他の多くの課題に対する解決策を喫緊に必要としています。」と述べ、「国際機関同士のより強固な協力は、私達の現場での活動のインパクトを高めるために不可欠です。」と語りました。

カルデロンAFoCO事務局長は「ITTOとAFoCOは共通の関心と懸念を共有しました。ITTOとAFoCOは、持続可能な開発と地球規模の問題への対処における森林の役割を支持しています。私たちは、持続可能な森林経営、林産物の責任ある消費、生態系サービスの重要性を認めています。」と述べました。

「AFoCOとITTOのパートナーシップは、すでに加盟国に多くの利益をもたらしています。」と、サックルITTO事務局長。「新しい覚書は、私たち双方に共通する活動を強化し、両組織がその責務を全うするのを助けるでしょう。」
 

ITTOに関する詳細: www.itto.int
AFoCOに関する詳細: www.afocosec.org