森林教育の未来についてご意見を述べませんか。地球規模調査に奮ってご参加下さい。

2020年7月15日

ITTO、国連食糧農業機関(Food and Agriculture Organization of the United Nations:FAO)国際森林研究機関連合(International Union of Forest Research Organizations:IUFRO)は国際的な森林教育の推進を目指す共同イニシアティブの一環として地球規模調査を開始しました。2020年7月15日から8月15日までの1ヶ月間、教員および教育関係者、林業を学ぶ学生、森林関連企業の皆様にぜひ本調査にご参加頂きたいと思います。

複雑さを増していく世の中で森林専門家が持続可能な開発の需要に万全に備えるには今後を見据えた森林教育が不可欠です。これを実現するため、FAO、IUFRO、ITTOは様々な国際的取組みを統合する長期ビジョンと戦略計画の策定を目指す地球規模プロジェクトに着手しました。3機関は、実施中の教育イニシアティブ、森林教育に関する様々なアプローチ、リソースや技術、教員の適性、中心的な団体や人物、森林課程の修了生の就職に向けての準備度合いなどについての見識を得ることを目的として、世界各地の教員および教育関係者、林業を学ぶ学生、森林関連企業を対象とした質問票調査を実施中です。本調査の対象地域は全世界、対象教育レベルは小学校、中学・高校、大学(職業訓練教育を含む)の全レベルです。

本調査の結果は地域別の6巻の報告書および地球規模評価に取りまとめられます。地域別報告書は森林教育に関する国際会議(International Conference on Forest Education)(開催時期未定)にて発表予定です。

ドイツ連邦食糧・農業省(BMEL)の資金協力を受けて実施される本世界森林教育プロジェクトの一環として、ITTOは合法化かつ持続可能なサプライチェーンに関するオンライン学習講座の開発を進めています。本講座は2020年末に開講予定です。

ITTO、FAO、IUFROは、森林教育には国際協調を増進させる可能性があり、また、これに大きな恩恵をもたらすとも考えています。

本国際プロジェクトにおけるITTOの活動を監督するITTOのシャーム・サックル氏は、オンライン学習のようなすばらしい新技術は、従来の教授方法を補完するために活用可能で、多様な利害関係者にとって森林教育の改善の道を大きく切り開くこととなり得ます、と話しました。

IUFROのアレクサンダー・バック常務理事(Executive Director)からは、森林教育と研究とが強く結びつくことで森林経営や政策決定が健全な科学に裏打ちされることとなり、森林教育課程から優れた森林研究者を生むことから、これは根幹をなすと言えます、との話がありました。

FAOの社会林業チーム(social forestry team)リーダーであるアンドリュー・テイバー氏は、熟練した森林経営者と政策決定者がいなくては森林や樹木が持続可能な開発にもたらす寄与を最大限にすることは不可能です、と述べています。

調査に参加する(日本語、フランス語、スペイン語その他の言語にてご参加可能です)

FAOの世界森林教育プロジェクトページ(英語)を閲覧する

調査について詳しくは tetra@itto.int にお問い合わせ下さい。