ITTOが森林データ改善の経験を共有
2017年11月1日

ポルトガルの製紙所でパルプと紙の生産用に積み上げられたマツの丸太。 写真提供: J.C. Claudon/ITTO
2017年10月9日~11日にポルトガルのヴィアナ・ド・カステロで開催されたこのワークショップは、ポルトガル語圏の国における森林統計の収集、分析、報告能力を強化することを目的としました。参加国はアンゴラ、ブラジル、カボーデ、ギニア・ビサウ、モザンビーク、ポルトガル、サントメ・プリンシペで、またポルトガルの業界団体からはAIMMP、APCOR、CELPA、CentroPinusが参加しました。
参加者は、自国の森林セクターと森林製品を報告する際に直面する課題について説明し、ITTOとFAOのプレゼンテーションでは、共同森林セクターアンケートの定義と分類、その他の側面について明確にしました。そして、ワークショップで国別グループ内の森林統計の質を改善するための可能な方法について検討しました。
この他、Europac製紙工場へのフィールドトリップを実施し、参加者は原材料から完成品までの全製紙プロセスを観察しました。
このワークショップによって、ポルトガル語圏の国々で森林製品に関する共同のデータ収集が強化されることとなり、これらの国々のデータの質を向上させるためのITTOとFAOの共同事業も強化されました。このワークショップの成果はポルトガル森林学会主催の 第8回ポルトガル国民会議 で発表されました。
国別レポートと発表資料を含む詳細はFAOのウェブサイトからご覧ください。