パリ協定発効に合わせてSFMに関するC&I についてのビデオを公開

2016年11月4日

ITTOの基準と指標(C&I)は持続可能な森林経営を実行に移すための重要な政策手段です。 最近発表されたC&I改訂版ではグローバル開発、すなわち気候変動と持続可能な開発目標に関連するものを考慮に入れています。今回のビデオ『熱帯林のSFMのための基準と指標 - 持続可能な森林経営のための重要手段』 はこのC&I改訂版をまとめたもので『熱帯林の持続可能な経営のための基準と指標』(政策シリーズ第21号)として2016年9月に出版されました。
 
このC&I最新版は熱帯諸国が持続可能な開発目標(SDGs)などについてITTOや他のプロセスに報告する際に役立つものとなります。そして森林減少・劣化から温室効果ガス排出量を削減し、その削減努力が行われているかを監視するためのベースラインを確立することや、森林再生と持続可能な森林経営を通じて森林の炭素貯蔵の増加にも役立つと考えています。
 
今回のC&Iについてのビデオ公開は、SDGsにとって不可欠な2015年に採択された気候変動に関する歴史的なパリ協定の発効と重なりました。協定のスピード発効は気候変動に対する世界的な対策についての支持率の高さを示しています。協定に基づき、各国が気候変動に対処し、低炭素で回復力のある持続可能な未来に向けての行動と投資ができるよう合意しました。とりわけ、気候変動に対処するための森林の重要な役割について協定では正式に認識しています。
 
本ビデオはITTOのユーチューブ(YouTube)チャンネルより視聴可能です。このITTOのチャンネルには30本以上のプロジェクトや活動が掲載されており、その多くがC&Iの実際の運用方法について取り上げています。