New ITTO project video demonstrates implementation of a comprehensive electronic forest information system in Guatemala

2015年6月23日

林産物の合法性を検証して合法的な森林業を推進できる監視システムの構築は、グアテマラなどの多くの熱帯木材生産国にとって課題でした。このたび、グアテマラの国立森林研究所(INAB)は、ITTOプロジェクトTMT-PD004/11 Rev.2 (M)を通じて構築した電子森林企業情報システム(SEINEF)の紹介ビデオを発表しました。このSEINEFというシステムでは国に登録済みの合法企業を通じて林産物の流れを登録、監視、コントロールしています。
標準化されたデータ収集に基づき、SEINEFでは在庫管理、収量レベル、製品及び種の多様性などに関して正確かつ信頼性の高いオンタイムでのデータ提供を可能にしています。SEINEFは小企業(例えば大工のワークショップ、家具工場や木材倉庫)から巨大企業(森林企業や輸出業者)に至るまでのあらゆる規模の企業で利用されることを考えて設計された革新的なツールです。SEINEFはこうしたユーザーに対して幅広いサービスを提供していますが、例えばSEINEFの定期報告書をデジタル化しレビューを行う他にも、在庫管理についての付属書類の検証や、収量レベルと内部フローの分析なども行います。また、ビジネスを行う企業にとっては森林関連の権限を得るための時間とコストの削減が出来るという点が直接的なメリットだと言えます。
さらにSEINEFは全産業が用意する別々の木材運送書類を「輸送請求書」として統一しました。同国の法律と規制が求める要件と手順が順守できればこの書類は電子システムで作成されます。このようにして林産物の合法性を確保するための木材のトレーサビリティ―と検証を推進しています。
本ビデオは英語スペイン語で視聴が可能です。