ビアナ上院議員によって第2回持続可能な森林経営に関する国際専門家会議が開催

2011年8月22日

会議で演説を行うビアナ上院議員. 写真: K. Araujo.

ITTO主催の第2回持続可能な森林経営に関する国際専門家会議が、8月22日、ブラジル、リオブランコにおいて開催し、ジョルジェ・ビアナ ブラジル国会上院議員が開会の演説を行いました。会議はAntimary 森林研修センター(アクレ州、ブラジル側アマゾン西部に位置)において行われています。ITTO加盟の熱帯地域国すべての代表者とパートナー機関のCATIE、CIFOR、FAOなどから代表者が集結しています。今回の会議では天然熱帯林の持続可能な経営に関するITTOガイドラインを見直し、更新することを目的としていますが、また本イベントは2011年が国際森林年であることとITTO設立25周年であることを記念した、ITTOとブラジル政府の行事の一環でもあります。

ビアナ上院議員はITTOが行ってきたアマゾン地域での持続可能な森林資源の利用と保全を促進するための支援と、1987年以来アクレ州の地域団体と構築してきたパートナーシップに対して感謝の意を表しました。また、持続可能な森林資源の利用を引き続き促進していくことによって、林産品や森林サービスがブラジル経済により貢献できるものにする必要性を強調しました。ブラジルの森林を倍にすることで、国家GDP (現在は4%と推定)に貢献し、グリーンエコノミーを上手く活用して、森林内外の人々に更なる利益をもたらすことを目標に掲げています。ビアナ氏は、現在ある700万ヘクタール程度のブラジル国内で植林を行った森林面積を2倍にすれば、この目標達成に貢献できるであろうと期待しています。

会議の詳細(国際熱帯木材理事会による承認後の修正版ガイドラインを含む)については追ってイベントページに掲載されます。