ITTOは最新の世界の木材状況に関する隔年評価報告書を発表しました

2019年8月22日, 横浜

サラワク州(マレーシア)の製材品。写真撮影:J.Claudon/ITTO

ITTOが最近公表した『2017年~2018年世界の木材状況に関する隔年評価報告書("Biennial Review and Assessment of the World Timber Situation 2017–2018")』によると中国による熱帯製材品の輸入は2014年から2017年にかけて急速に伸び、2018年には緩やかとなりました。ITTO の旗艦出版物である本報告書は、一次・二次加工木材製品の生産と貿易など世界の木材セクターや市場の動向についての見識を提供します。
 

今次報告書では1990年から2018年までの最新データをまとめており、熱帯木材と一次熱帯木材製品(産業用丸太、製材、ベニヤ板、合板)の長期的な貿易動向や木材生産と加工における重要な転換について分析するのに非常に有用なツールとなっています。本報告書に掲載しているデータはITTOのオンラインデータベースにて入手が可能です。本最新版報告書では、南洋木材の現在の動向と今後の見通しを含む日本における木材の需要と供給に関する包括的な分析も行っています。