ITTOは創価学会との協力で森林再生を通じたトーゴの女性のエンパワメントに貢献

2020年7月1日, 東京

森林景観回復を支援するITTO実施の完了プロジェクトの一活動としてトーゴの女性が地域苗床を世話している。写真撮影:ODEF

ITTOと創価学会はトーゴの女性の生計向上と気候変動に対する現地のランドスケープの強靭性の強化を目的とした森林景観回復(forest landscape restoration:FLR) への共同支援に合意しました。創価学会は、世界的なコミュニティ主体型の仏教団体で、世界の平和、文化と教育を推進しています。

2020年7月1日に東京の創価学会総本部で締結された両機関間の業務契約のもと、創価学会はITTOによるパイロットプロジェクト「トーゴ・ブリタ(Blitta)県およびラックス(Lacs)県の女性グループによる森林景観回復支援」の実施に対して1,000万円(93,000USドル)を供与します。本プロジェクトはITTOの市民社会諮問グループ(CSAG)メンバーであるNGO、コミュニティ森林経営のためのアフリカ女性ネットワーク(African Women’s Network for Community Management of Forests)が実施します。締結式にて、ITTOのゲァハート・ディタレ事務局長はITTOのアフリカにおけるFLR事業への支援に対して創価学会に謝意を表しました。

ディタレ事務局長は、「本プロジェクトは農村地域の女性の生活に変化をもたらし現地の森林を守ることができるまさに革新的な草の根イニシアティブです」と述べました。

創価学会の原田稔会長は、「創価学会が農村地域の女性とその家族に実体ある恩恵をもたらすであろうこのプロジェクトを支援できることを嬉しく思います。」と話しました。

「近年FLRは飛躍的に成長しています。」とディタレ博士は述べ、次のように続けました。「これは、FLRが土地劣化を食い止め、炭素貯留を増やし、生物多様性を保全し、重要な点である地域住民の持続可能な暮らしをもたらし、そうすることで持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)に寄与することが期待される包摂的アプローチであるからです。」

トーゴでは、人口増加、農業の拡大、乱開発、極端気象現象、持続可能な森林経営を行う地元の人々の能力不足が森林を圧迫し急速な減少を引き起こしており、食料の安全保障、木材の供給や生計に負の影響を与えています。農村コミュニティの女性は性別による不平等によって最も大きな影響を受けています。

9月1日に開始予定の本パイロットプロジェクトの目的はFLRを通じて参加する女性に力を与えその権利と生活条件を向上させることです。苗床作りと維持、木材燃料のためのエンリッチメント・プランティング(郷土樹種を中心とした選択的な植林)、アグロフォレストリー、食料の作付け、地元市場での販売のための木材・非木材林産物の生産における組織面、経営面、技術面のスキル強化を支援します。本プロジェクトのサイトはトーゴのブリタ(Blitta)県とラックス(Lacs)県のパガラガール(Pagala-gare)村とアゴエパン(Agouegan)村で、期待される成果は森林の回復、生計向上、世帯収入増加、気候変動に対する強靭性強化、地域女性による林業への参画拡大です。本プロジェクトはさらに、参加するコミュニティが新型コロナウイルス感染症による負の影響に対する経済的な余力を持つ一助にもなることが期待されています。

ITTOは熱帯林資源の持続可能な経営と保全、そして持続的に経営され合法的に収穫された森林に由来する熱帯木材の貿易拡大と多角化を促進している政府間組織です。


聖教新聞に掲載された関連記事を読む