New global teak study released

国際森林研究機関連合(IUFRO)はITTOの委託事業としてチーク(世界で最も価値ある熱帯広葉樹の一種)に関するグローバル研究をまとめた報告書を発表しました。
 
チークはその美しさ、強度と安定性、自然抵抗に加えて、高級家具から内装仕上げ、文化用途など幅広い用途があることから、世界市場で求められています。ITTOはこのチークの重要性を踏まえて、IUFRO、FAO、TEAKNETの専門家グループに委託し、チーク材の遺伝子資源の保全に関するベストプラクティスとアフリカ、アジア、中南米におけるチーク林の持続可能な経営についての研究が実施されました。
 
IUFROワールドシリーズ 第36として発行した本書では、ミャンマーでチークを生息場所とそれ以外の地域で保全するというITTOプロジェクト事後評価の結果を取り上げています。そして他にも、コートジボワール、エクアドル、ガーナ、インドネシア、パナマ各国で行われたチーク関連のITTOプロジェクトに対する包括的レビューと分析を行っています。 これらの評価結果に基づき、専門家チームによって世界的に利用可能な最先端の科学的情報とチークに関する経験的知識を総合して、チークに関する包括的かつ世グローバルな研究が実施されました。 この報告書では、以下について取り上げています。
  • 遺伝資源の保全と管理
  • 天然チーク材の造林と標準管理
  • 人工チーク林の森林作りと管理
  • 木質
  • チークの経済学、生産、市場と貿易
     
また、本書では今後において熱帯地方における天然・人工チーク林の持続的経営を推進する目的で政策提言と指針も提供しています。


報告書(英語)のダウンロード