ITTO-CITESプログラムが注目を浴びる

2016年10月7日

CITESリスト掲載の熱帯木材種についての事業継続を提案するミレナ・ソーサ・シュミット(CITES事務局)氏。写真:K.Ishii / ITTO

南アフリカのヨハネスブルグで開催された第17回ワシントン条約締約国会議(CITES-COP 17:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の期間中、10月3日にサイドイベントが実施されました。このサイドイベントには70名以上が参加し、CITESリストに掲載されている熱帯木材種要件実施のためITTO-CITESプログラムの事業について学びました。
 
2007年に開始した同プログラムでは、CITES付属書IIに掲載されている木材種の管理を改善するために各国を支援しています。サイドイベントの参加者はカメルーン、インドネシア、ブラジル、ペルーでこのプログラムの下で活動を実施している機関からのプレゼンテーションについて聞き、シタン種について信頼できる識別が可能になるように(そして追跡を支援)参照データベースの開発を行う世界的な取り組みについて学びました。
 
このITTO-CITESプログラムは現在、第二フェーズを完了しようとしています。今回のCOP17で200種類以上の木材樹種が新たにCITES掲載樹種に追加されたことから、サイドイベントでは今後の同プログラムの計画について参加者らに発表がありました。サイドイベントの議題ならびに全プレゼンテーション資料はwww.itto.intからご覧いただけます。