ITTOとCITESが協力を強化

2013年8月23日

ITTO事務局長エマニュエル・ゼ・メッカ(左)とCITESの事務局長ジョン・スキャンロン氏 写真:ITTO/K.Sato

CITES事務局の事務局長と職員が8月22日、横浜のITTO本部を訪れ、熱帯林樹種に関するITTOとCITESの合同プログラムの進捗状況について検討し、更なる協力を進展させるための方法について話し合いました。
 
 ITTO-CITESプログラムは2007年以来、15億米ドル超の予算で、熱帯林の絶滅危惧種に関するCITESの規制を各国で執行するための支援をしています。
 
このプログラムの下で現在、ブラジル、カメルーン、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、インドネシア、マダガスカル、マレーシア、ペルーにおいて、CITES付属書IIに掲載されている絶滅危惧種(African cherry (Prunus africana), agarwood (Aquileria spp., Gyrinops spp.),  assamela (Pericopsis elata), big leaf mahogany (Swietenia macrophylla), ebony (Diospyros spp.), ramin (Gonystylus spp.) とrosewood (Dalbergia spp.) )を損なわない方法を中心に、森林調査や規制枠の調整及び追跡調査技術を用いた絶滅危惧種の取引に関する時宜を得た信頼できる情報入手の強化に関する活動が行われています。
 
会合では、今後2年間のプログラムへの支援に関する優先事項、合同で行う活動やワークショップ及びステークホルダーにプログラムの成果を伝える広報活動について話し合われました。