中国の森林統計レベルの向上に関するITTOの支援

2013年4月11日

中国、繊維板工場内の様子。 写真: Jean-Christophe Claudon (ITTO).

ITTOとFAOの協賛による統計ワークショップが4月1日~3日まで、海口(海南省、中国)で行われました。持続可能な森林経営及び回復のためのアジア太平洋ネットワーク(APFNet)と共催したこのワークショップには約40名が参加しました。

中国の国家林業局(SFA)、税関(GACC)、林業科学院(CAF)、アジア太平洋ネットワーク(APFNet)、浙江省、江西省、安徽省、新疆省、中国国家森林製品産業総局協会の代表者とFAO、ITTOの国際機関がデータ収集、分析、定義に関する統計の課題について発表しました。
 
ワークショップの課題の一つは、中国における丸太や合板生産量を推定することでした。また、製品の統計情報と定義に関する諸問題を議論し、解決するための統計情報の収集と普及についても、中国国家の重要な中心的役割を担うプレーヤーにとって良い機会となりました。ワークショップでは、各省の代表者が統計の普及と収集に関して残る課題とデータ収集方法についても提示しました。
 
ワークショップ3日目に、参加者は合板工場(Hongtaiの木材加工会社)と繊維板工場(Shengdaの木材加工会社)を訪問しました。Hongtaiの木材加工会社では年間、約5,000 立法メートルの合板(主にユーカリ)を生産しており、Shengdaの木材加工会社は年間、25万立法メートルの繊維板を生産しています。


発表資料
ITTO 統計システム
FAO 国際I国際林産物統計、重要性と主要成果