Annual Report 2008


2008 年は、国際熱帯木材機関(ITTO)にとって多くの点で極めて重要な年でした。ITTO は発展上の岐路に立っていました。ITTO は環境・貿易・開発へと重点を拡大した新たな協定を取りまとめ、これにより追加的な財源への希望が生まれたことから、多くの加盟国の期待が高まりました。1994 年版協定から2006 年版協定への移行を協議する過程で、ITTO は1994 年版協定に基づく運営の実態を見直し、2006 年版協定下での今後の運営方法を検討しなければなりませんでした。これにより、理事会・委員会による会議の頻度や期間、委員会の機能、ITTO の活動資金調達、ITTO のプロジェクトサイクルなどの問題に関する議論が再燃しました。