越境保全地域(TBCAs)は一か所以上の国境を超えて生態学的につながる地理的地域と定義でき、その管理には様々な協力体系が求められます。ITTOは長年に渡り、この越境保全地域の支援を続けています。一例として、プロジェクトを通じて2か国以上の国境をまたぐ約1000万ヘクタールの森林地域の創出と管理を支援してきました。今回のTFU最新号では、マレーシアとインドネシア間、グアテマラとメキシコ間の「架け橋」によってTBCAsの管理が改善したプロジェクトを検証しています。また、持続可能な森林経営(SFM)と越境保全との関わり方についてのITTOのサポートについても取り上げています。さらに、本書では昨年11月に横浜で開催された国際熱帯木材理事会について報告しています。
TFU:熱帯林ニュースレター
27 No 4
SFMの架け橋に
コンテンツ
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事務局長から
by Dieterle国際熱帯木材理事会について -
マレーシア、サラワクの長い旅
by ChaiITTOは長年に渡るプロジェクトで、地域コミュニティーと共に生物多様性保全、住民の生活の向上、そして新たな保護地域の管理業務についてに活動しています。 -
火山の陰に隠れて
by PérezITTOプロジェクトでは、メキシコとグアテマラ国境に影響を及ぼすタカナ火山付近における多面的な持続可能な開発アプローチを開始しました。 -
「ITTOはエキサイティングな時代の先端にいる」と理事会議長が述べる
by ITTO事務局持続可能なサプライチェーンへの取り組みを促進し、女性の役割を拡大し、持続可能な熱帯木材の促進に協力することが、ITTOの組織の推進力を高めることになると国際熱帯木材理事会で述べられました。 -
フェローシップレポート
by LegbaITTOのフェローがベナンの主要都市中心部における保護林の役割と修復について調査しています。 -
市場動向
by Oliverアフリカの認証林ビジネスモデルが構造的変化と報酬不足で問題を抱えています。 -
熱帯関連トピック
by Sato -
最近の刊行物
by Sato -
会議一覧
最新版
33 No. 1
サイエンスとテクノロジー:持続可能な木材の推進を支える
優れた科学技術の利用は、持続可能な森林経営や林産物の持続可能な取引を促進する政策や取り組みなどをはじめとする、持続可能な開発...
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