木材トレーサビリティーシステムによりパナマの森林ガバナンスが改善

2019年3月11日, ダリエン(パナマ)

パナマのダリエンにある木に貼られたバーコードをスマートフォンでスキャンするダリエン州環境省の地域責任者であるマリア・モニカ・モスコソ氏。写真提供: R. Carrillo/ITTO

ITTOの資金提供とパナマ環境省との共同でWWFパナマが実施したプロジェクトにより完成したビデオで、パナマのダリエンで実施されている木材のトレーサビリティーシステムを紹介しています。森林から消費者までの木材を追跡するシステムのおかげで、森林の違法性が減少し、森林、管理者、企業、そして環境省に恩恵をもたらしています。
 
トレーサビリティーシステムは、木が識別された時点から木材が消費者に届くその時まで、電子デバイス(チップ)を使用して木の追跡を可能にします。この段階でシステムは1日におよそ700本の作物の木に関する情報を収集していることからも、環境省はこのような利用をパナマ国内の他の地域に拡大することを計画しています。
 
このトレーサビリティーシステムはITTOプロジェクトTFL-PD 044/13 Rev.2 (M)「監視と管理メカニズムを通じたパナマ東部地域(バヤノとダリエン)における違法伐採と取引撲滅を目指すためのANAMの管理能力の強化」の成果物です。

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