アフリカ

アフロルモシア(Pericopsis elata)の持続可能な経営に関する専門家ワークショップ
2008年4月2~4日、カメルーン、クリビ

本ワークショップで決定された行動計画は以下の5つのテーマ領域に入っています:

  1. CITES実施における輸出入国の能力育成 
  2. アフロルモシア(Pericopsis)の持続性を管理する輸出入国の能力育成 
  3. アフロルモシア(Pericopsis)についての環境、林業知識の改善 
  4. アフロルモシア(Pericopsis)再生のためのプログラムのサポートを促進 
  5. アフロルモシア(Pericopsis)に関するガバナンスとマーケティング 

この行動計画に基づいた成果の詳細については最終ワークショップ宣言に記載されており、下記よりダウンロードが可能です。

アフロルモシアに関する本ワークショップはITTOとCITESによる共同プログラムであり、熱帯木材種がCITESリスト掲載の要件を満たすための能力育成に努めています。


CITES 許可法令順守、木材認識ツールの検証に関する研修ワークショップ
2009年6月8~12日、コンゴ民主共和国、キンシャサ、ゴンベ

2002年に森林事務局/CITES経営当局とコンゴ管理事務局 (OCC)、そしてコンゴ税関 (OFIDA) が出入国管理地点となり、CITES掲載のアフロルモシア貿易規制に関する覚書が交わされました。 
この研修ワークショップではCITES経営当局と補助機関がCITES実施に際し、クリビ行動計画と能力育成がどのように行われるかを観察するために開催されました。ワークショップの目的は以下の通りです:

  1. CITES規則と種の存続等を害することにならないという確認 (CITES-NDF) レポートの作成に関して参加者へ周知
  2. 認可検証について関係機関へトレーニングを実施
  3. 既存のCITES木材認証ツール使用について関係機関へトレーニングを実施

「CITES掲載木材種に関して、確実に持続可能な森林経営と保全に基づく国際貿易を実現」するITTO-CITES共同プログラムに関する第2回アフリカ地域ワークショップ
2010年9月29~10月2日(カメルーン、リンベ)

ITTOとCITES事務局からの全面的な支援を受けて、カメルーン・森林野生動物省が第2回アフリカ地域ワークショップを開催しました。本ワークショップではアフリカ地域の国々のこれまでの活動の中間評価を行い、その結果と経験を共有することで新しい参加型「2011-2013 行動計画」を作成することを主な目的としました。ITTOとCITES事務局を含む総勢68人がこのワークショップに参加しました。

カメルーン、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国(DRC)で実施のアフロルモシアに関する活動について、国ごとの具体的な行動計画が取り上げられました。主な提言は下記の通りです。

コンゴ民主共和国(DRC):

  1. カメルーンとコンゴの経験を踏まえた、森林コンセッションにおけるアフロルモシアの持続可能な開発(経営)を促進すること

  2. カメルーンの経験に基づいて公正な種の存続等を害することにならないという確認(NDF)文書を用意すること

  3. 木材を物理機械的性質からみてアフロルモシアを生物学と生態学から研究すること

  4. 木材の伐採・加工・輸送に関しての監視と規制、アフロルモシア製品の貿易について公正な追跡システムを整備すること

コンゴ共和国:

  1. 地域コーディネータは関係当局を十分に支援し、アフロルモシアの種の存続等を害することにならないという確認(NDF)文書をTala Tala森林経営ユニット向けに用意すること

  2. コンゴ民主共和国(DRC)の経験に基づき、アフロルモシアの規制と監視をより確実に行うためのツールとして、CITES必要条件について取り組める研修を税関・森林当局の職員に向けて行うこと

カメルーン

  1. 種の存続等を害することにならないという確認(NDF)に関する報告書に記載されている具体的提言を実践すること

  2. ビドー植林地の単一経営計画に関する文書内に記載されている具体的提言を実践すること

  3. 森林と税関機関がアフロルモシアに関するデータをより確実に分析、収集できるように適切な文書類を用意すること

  4. コンゴ民主共和国(DRC)の経験に基づき、アフロルモシアの規制と監視をより確実に行うためのツールとして、CITES必要条件について取り組める研修を税関・森林当局の職員に向けて行うこと

地域レベル

  1. 「2011-2013 行動計画」を完成させる

  2. マダガスカルとその他の国を支援し絶滅危惧種を識別すること

  3. 他植物種や他の国々にまでこのプログラムを拡大すること

  4. 他のアフリカ諸国内で第3回の地域ワークショップを2013年までに開催すること

カメルーンで2010年7月以降実施されているアフリカンチェリー(Prunus africana)プロジェクト

  1. 北西部のチェリー(Prunus)の資源調査を2010年10月までに完了すること

  2. 北西部のチェリー(Prunus)が種の存続等を害することにならないという確認(NDF)文書を準備すること

  3. チェリーの収穫と貿易に関して、今後数カ月の間で規制と監視体制を確実にさせるため、カメルーン国内でのCITES管理体制と能力を強化すること

  4. カメルーン山がある南西部地域のチェリーの資源調査を厳密に2010年10月中旬までに開始すること

  5. チェリーに関するプロジェクト(予算に関する特別な開きや必要条件・ニーズなどを含む)の経過報告書を準備すること