TFU:熱帯林ニュースレター

29 No. 4
プラス面に目を向けて
2020年は少し悔いが残る形で終わろうとしています。私たちの多くにとって今年は異例とも言える困難な一年でした。熱帯林セクターにもこれが言えます。しかし、この苦境にあっても前向きになる理由はあります。国連生態系回復の10年(UN Decade on Ecosystem Restoration)を控え、熱帯林ニュースレター(Tropical Forest Update:TFU)最新号では森林の再生と持続可能な利用についての記事を紹介しています。心を合わせ希望を胸に2021年を迎えましょう。
コンテンツ
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論説
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事務局長から
by DieterleITTOは熱帯林の再生と持続可能な経営を行い持続可能な林産物と生態系サービスによる恩恵を受けており、各国の環境に優しく包摂的な経済への移行を支援するのにふさわしいと言えます。 -
空席情報 – ITTO事務局長
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カカオがガーナのREDDプラスの取組を活性化する
by Oduro, Damnyag and Foli地域の人々の生計向上と日陰で栽培するカカオに焦点を置いたITTOのプロジェクトがREDDプラス実施に向けた森林保護区外での持続可能な生産策策定に寄与しました -
チークを望ましい場所に
by Htoo, Trisurat, Hlaing, Naing Oo,Ma and YanuariadiITTOのプロジェクトがミャンマーのバゴ・ヨマ(Bago Yoma)地域でチークプランテーション開発に適した場所について初回の評価を実施しました -
未来を今つくる
by Kanashiro予期せぬ感染爆発により熱帯林、地域住民、森林セクターの強靭性を強化する必要性が露呈しました。今これを実行する時です -
荒廃した土地から森林を生む
by Dugaya, Singh Rana, Singh Negi, Pratap Singh and Chaudhryインド・ボパール(Bhopal)で生態系再生の取組により劣化した乾性低木林が生き生きとした都市林へと変わったことが調査で判りました -
新型コロナウイルス感染症による熱帯林セクターへの影響を理事会で再検討
by ITTO事務局第56回国際熱帯木材理事会(International Tropical Timber Council:ITTC)議長は、ITTOは熱帯林セクターが新型コロナウイルス感染症拡大による危機的状況から立ち直るための支援を行うのに適任であると述べました -
フェローシップレポート
by Saha Tchinda and Ndikontarカメルーンの木材化学者はアユース(ayous)とイロコ(iroko)の木くずと再生ポリ塩化ビニルとを混ぜて有望な複合製品を製造しました -
市場動向
by Adams木材輸出市場はどれ程迅速に回復するでしょうか? -
熱帯関連トピック
by Sato -
最近の刊行物
by Sato -
会議一覧
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