授与者が決定

2022年秋季フェローシップ授与者

第58回国際熱帯木材理事会(ITTC)で、13名にフェローシップが授与されました。今回のフェローは生産加盟国7カ国から選出され、うち6名が女性です。 フェローシップの総額は7万6,635.27米ドルです。

ITTOは加盟国の熱帯林業と関連分野の人材開発を促進し専門知識を強化するために、フリーザイラー・フェローシップ基金(Freezailah Fellowship Fund)を通して奨学金を提供しています。その目的は、熱帯林の持続可能な経営、熱帯木材の効率的な利用と加工、熱帯木材の国際取引に関するより良い経済情報の提供を促進することです。

2022年秋季フェローシップ受賞者は以下の通りです。

Ms. タム・ヴー(ベトナム) 静岡大学大学院 総合科学技術研究科 農学専攻 木質バイオマス利用学研究室における短期研修、スペクトルイメージングによる木質材料の品質管理手法の開発

Mr. ミゲル・アンヘル・ラウテンテ・カハクリ(ペルー) フロリダ国際大学(FIU)高等国家研究センター(CAEN)で公共政策に関する大学院学位プログラム(リマ、ペルー、米国フロリダ州での講義への参加)

Mr. アー・アフマド・アルムルク(インドネシア) インドネシア、東ヌサトゥンガラ州のHutan Mamar(伝統的なアグロフォレストリー)における炭素貯蔵と隔離に関する技術文書の作成、出版および普及

Mr. アフマド・ソリキン(インドネシア) アデレード大学およびマードック大学(オーストラリア)での大学院学位プログラムおよび共同研究。違法伐採に対処するためのインドネシア法執行機関における科学的木材鑑定の活用(インドネシアの特定州において現地調査を実施する予定)

Mr. コシ・アムニャグロ(トーゴ) トーゴのロメ大学での大学院学位プログラム。トーゴ(西アフリカ)のスーダン気候地域の多機能ランドスケープにおける放牧による影響を受けた木本植物の形態の多次元評価と木質資源経営アプローチ

Ms. イレアナ・ララ・ダムケン(メキシコ) コスタリカ、トゥリアルバの熱帯農業研究高等教育センター(CATIE)にて、熱帯林および生物多様性の保全および経営に関する修士号取得プログラム

Ms. ハニー・マーティン(フィリピン) フィリピン・イサベラ州カバガン、イサベラ州立大学林業・環境経営部、カバガンキャンパス、大学院プログラム。資源管理に関する博士研究(博士論文タイトル:フィリピン、アパヤオ州コナーの3つの隣接した小流域におけるREDDプラスに基づく持続可能な開発ユニットのロジックモデル)

Mr. パナウェ・スィムルワ(トーゴ) ドイツ、ドレスデン工科大学、熱帯林業における国際修士プログラム

Mr. コムラン・ウエレ(トーゴ) 2023年6月4~8日にオーストラリアのケアンズで開催される国際森林研究機関連合(IUFRO)第5部門全体会議 森林製品会議において、IUFROチーク材ワーキンググループ(Division5-06.02)におけるテクニカルセッション「高品質チーク材製品の持続可能な供給とバリューチェーン(価値連鎖):TEAKNETとITTOにおけるグローバルチャレンジと機会」に関する技術セッションに参加

Ms. ラティ・マハラニ (インドネシア) 「Hutan Desa:生計と家としての森林を維持するための選択と人々の物語」と題する教訓本の準備、出版、普及

Ms. アイェキ・カイナ(トーゴ) トーゴ・ロメ大学大学院プログラム。トーゴ中央地域における薪炭材の多様性と発熱量

Mr. ファノール・アルベルト・ロサダ・シルヴェ(コロンビア) スペイン・マドリード・コンプルテンセ大学大学院修士課程、地理情報技術修士

Ms. ラウラ・サリナス・バルガス(コロンビア) コロンビア、ボゴタのフランシスコ・ホセ・デ・カルダス地区大学大学院学位プログラム、森林経営、利用および保全における修士号