国の詳細

キーポイント

• 森林を含め全ての土地が慣習的に所有されている。
• ゆえに正式なPFEは存在しない。理論的には未来のPFEは12万7.000ヘクタールとなりうる。うち自然林生産PFEが11万7,000ヘクタール、保護PFEが8,340ヘクタールである。プランテーションは2,100ヘクタールある。
• 生産林は長期的経営計画によってカバーされていないため、持続的な形で経営されているとは考えられない。SFM下にある保護PFEの面積は推定できなかった。
• 現在の年間収穫量は約30,000 m³であり、生産林に適していると考えられる自然林11万7,000ヘクタールから推定される持続可能な収穫量（68,000 m³）を大きく下回っている。
• 国家森林政策はバヌアツの森林経営のすべての側面における行動プログラムを含んでおり、もしこれが完全に実施されるならば、森林経営において大きな進歩につながると思われる。
• 農林水産省（Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries）の下の森林部（Department of Forestry）は、森林管理および経営を管轄している。その機能を果たすための人材、資金、施設が不足している。
• Coupe（伐採）は通常、伐採慣行法典（Code of Logging Practice）に基づく収穫計画でカバーされているが、4つのFMU（4つの主要諸島に対応している）は長期的経営計画でカバーされていない。
• バヌアツの保護地域制度は非常に小規模である。中高地森林（mid-to-high forest）の約3%、低地森林（low forest）の0.7%が保護地域であるに過ぎない。