貿易諮問グループ(TAG)

国際市場へ出荷の準備が整ったグアテマラの木材と木材製品のコンテナ。ITTOは市場の透明性、市場へのアクセス及び貿易統計の改善に向けて活動している。写真撮影:INAB
貿易諮問グループ(Trade Advisory Group:TAG)は2000年に第28回国際熱帯木材理事会(International Tropical Timber Council:ITTC)にて設立されました。木材貿易協会の代表者、貿易業者、製造業者、輸入業者及び輸出業者で構成されています。国際木材貿易に関連するITTCの政策策定その他の活動について情報提供や助言を行います。また、中心活動の一つにITTO年次市場ディスカッション(Annual Market Discussion)の調整と主催があります。年次市場ディスカッションはITTC理事会に併せて行われる国際フォーラムで、持続可能な熱帯木材貿易に欠かせない課題について話し合われます。市民社会諮問グループ(Civil Society Advisory Group:CSAG)とTAGは、NGO、森林経営者、木材貿易業者及びその他の利害関係者間の現場での協力が可能となるよう連携して取組んでいます。また、ITTO及びITTCに対して、国際熱帯木材協定2006年(International Tropical Timber Agreement, 2006)に記載されているITTOの目的の達成を目指す協働アプローチに関して助言を行います。TAGとCSAG共に任期は特に定められておらず構成員は不定期に入れ替わります。