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木材について知る

Aブラジリアのブラジル林業サービスの森林製品研究所のダルベリア・ニグラの識別に使用する近赤外分光計。 写真提供: ITTO/LPF

Aブラジリアのブラジル林業サービスの森林製品研究所のダルベリア・ニグラの識別に使用する近赤外分光計。 写真提供: ITTO/LPF

森林の持続的な保全と利用—つまり持続可能な森林経営では森林資源とガバナンスについて詳しい知識を得ることが求められます。熱帯林ニュースレター(TFU)最新号では熱帯木材について知識を深めて、特定の木材樹種が保全されるよう、また森林施業の合法性を進め、国際市場で製品に付加価値をつけられるようにするため、熱帯木材に関する知識を増やすことを目的にした記事を特集しました。

生産林と持続可能なサプライチェーンが気候変動問題に取り組むための基礎に

ホンジュラスのこの家のように、持続可能な木材を利用することで、炭素の貯蔵や他の再生不能な建材の代替品の役目を果たしながら、一方で環境に優しい仕事を作り出している。写真提供:G. Dieterle/ITTO

ホンジュラスのこの家のように、持続可能な木材を利用することで、炭素の貯蔵や他の再生不能な建材の代替品の役目を果たしながら、一方で環境に優しい仕事を作り出している。写真提供:G. Dieterle/ITTO

生産林、森林景観、そして関連するバリューチェーンは、気候変動の問題に取り組む際の基礎となる可能性を秘めているとITTO事務局長のゲルハルト・ディーターリ博士が指摘しています。これはドイツのボンで開催中の、国連気候変動枠組条約第23回締約国会議(UNFCCC COP23)のハイレベル・セグメントでの見解を示したものです。

ディーターリ博士は、熱帯地域の森林劣化の問題が軽視されており、以前に考えられていたよりもはるかに多くの二酸化炭素を排出しているということを示す新たな科学的知見を紹介しました。 そして、この 「『驚くべき新しい進展』は、国際レベルでの気候変動の緩和と適応策に向けた中心的な柱として、熱帯林の持つ可能性を実現するために、早急に対応することが求められています」と続けました。

気候変動対策に不可欠な持続可能なマングローブ林経営

マングローブ林の持続可能な経営は、世界的な取り組みである気候変動の緩和・適応策にとって大変重要なことであり、政策立案者から一層の注目を集める必要があります。このように、現在ドイツのボンで開催中の国連気候変動枠組条約第23回締約国会議(UNFCCC COP23)のサイドイベントで、ITTOのゲルハルト・ディーターリ事務局長が述べました。マングローブ林は大量の炭素を貯蔵し、海岸線を保護し、回復させる力(レジリエンス)を備えています。それだけでなく、沿岸住民数百万人の収入源にもなっています。

ディーターリ博士は沿岸地域における土地利用計画の立案、多面的な利点を考えたマングローブ林経営の統合、地域社会の生活が向上できるような革新的資金メカニズム、沿岸の保護、マングローブの喪失と劣化の防止などが必要だと呼びかけました。これらに対処できれば持続可能な開発目標(SDG)の13「気候変動に対抗する」と14(海洋と海洋資源の保全・持続可能な利用)に貢献できます。

ITTOが森林データ改善の経験を共有

IITTOは最近の国連食糧農業機関 (FAO)が主催する統計ワークショップにおいて、データ収集、検証、分析と普及に関する経験を共有しました。

2017年10月9日~11日にポルトガルのヴィアナ・ド・カステロで開催されたこのワークショップは、ポルトガル語圏の国における森林統計の収集、分析、報告能力を強化することを目的としました。参加国はアンゴラ、ブラジル、カボーデ、ギニア・ビサウ、モザンビーク、ポルトガル、サントメ・プリンシペで、またポルトガルの業界団体からはAIMMP、APCOR、CELPA、Centro Pinus が参加しました。

食糧同様に不可欠な森林:森林ガバナンスに関する国際会議が開幕

ゲルハルト・ディーターリITTO事務局長によると、森林は食糧安全保障と同様に考えるべきものです。なぜなら森林も私たちの生活にとって必要であり、安全性を保つために重要なものだからです。「世界の人口増加に対応できるだけの木材やサービスを提供できる持続可能で革新的、そして効率的な方法を早急に考え出さなければなりません」。とりわけ、このことを実現するには適切な森林ガバナンスとモニタリングのシステムが必要になります。

今日開幕した森林ガバナンスイニシアティブに関する東京国際会議の基調講演で、このようにディーターリ事務局長は述べました。この国際会議は衛星技術とガバナンスの改善を通じて熱帯林の違法伐採撲滅に取り組むことを目的としています。

ガーナのアフロルモシアへの脅威に対する意識啓発ビデオ

ガーナで貴重な木材種であるPericopsis elata(アフロルモシアの商品名として最も良く知られている)が減少していることについて取り上げたドキュメンタリービデオでは、同種が置かれている窮状に対する意識を高め、保護活動を推進しています。ITTOプロジェクトの一環として作成された本作ではP. elataがガーナ国内で局所的に絶滅しそうな状況だと伝えています。

rssその他のイベント

第84回ユーロコンストラクト会議
2017年11月23日~24日、ミュンヘン(ドイツ)
世界木材フォーラムサミット
2017年11月28日~29日、リマ(ペルー)
ヨーロッパ製紙ウィーク2017
2017年11月28日~30日、ブリュッセル(ベルギー)
カイロウッドショー
2017年12月8日~11日、カイロ(エジプト)
山岳パートナーシップグローバル会議
2017年12月11日~13日、ローマ(イタリア)
バイオエコノミー投資サミット2017
2017年12月14日~15日、ヘルシンキ(フィンランド)