top story rss

訃報のお知らせ

写真提供: K. Sato/ITTO

写真提供: K. Sato/ITTO

IITTO事務局次長・森林経営担当の赤堀聡之氏が 6月24日に逝去いたしました(享年55歳)。ここに生前のご厚誼に深く感謝するとともにこのたびの突然の訃報につきまして、謹んでお知らせいたします。赤堀氏は本年4月にITTO事務局へ入局するまで長年、日本の林野庁でキャリアを積み、森林技術総合研修所長などのポストを歴任してきました。また、1990年から1992年に国連FAOへ出向し、国際林業問題に取り組んでいました。

数ヶ月間という短い間でしたが、赤堀氏は持続可能な森林経営、森林ガバナンス、木材の合法性、国際協力などの様々な面で貴重な専門知識を事務局にもたらしてくれた功績は大きなものでした。明るく、ユーモアのある面倒見の良い彼の人柄は誰からも愛され、彼を知るすべての人々の記憶に残ることと思います。ご家族、ITTO事務局一同、日本の林業関係者、そして彼の短くも素晴らしい人生で赤堀氏と出会った多くの人たちは大いに悲しみに包まれています。

謹んでお悔やみ申し上げます。

お悔やみのメッセージをお送りになられる方はITTO事務局:itto@itto.intまで、件名に”Akahori”と表記の上お送りください。ITTO事務局が頂きましたメッセージをご家族にお渡しします。なお、通夜、葬儀告別式等の詳細につきましては分かり次第お知らせいたします。

グリーン木材サプライチェーンに関する国際ワークショップが中国で開催

林産品のグローバルグリーン木材サプライチェーンに関する国際ワークショップにおいて講演するゲアハート・ディタレITTO事務局長。写真提供: R. Carrillo/ITTO

林産品のグローバルグリーン木材サプライチェーンに関する国際ワークショップにおいて講演するゲアハート・ディタレITTO事務局長。写真提供: R. Carrillo/ITTO

中国の北京で6月21日から22日にかけて、林産品のグローバルグリーン木材サプライチェーンに関する国際ワークショップとダイアログが開催されました。この会議では中国の大手木材企業とともにグリーン木材サプライチェーンの構築と促進を目的としました。

ゲアハート・ディタレITTO事務局長は開会の挨拶で次のように述べました。今回のワークショップは国際的な熱帯木材貿易を法的かつ持続可能な資源から供給することを目指すITTOのマンデートの中核をなすものだと述べました。そして、木材製品を供給する中国メーカーは、生産から加工、国際市場での完成品のマーケティングに至まで熱帯木材サプライチェーンの中心に位置していますと続けました。それゆえに中国は様々な課題に直面しているものの、グリーンサプライチェーンを通じて持続可能な森林経営を推進できるとの期待が持たれます。

インドネシアにおけるコミュニティー竹処理施設の立ち上げに関するビデオ

インドネシア、東ヌサ・テンガラ州フローレス島に立ち上げた竹の処理施設についてのプロジェクトビデオが完成しました。2018年3月22日に開設したこの施設では、地元コミュニティーが竹製品の寿命を延ばすことができるようにすることで、彼らの収入増につながるよう支援しています。そして、Ecosoteと呼ばれる非化学的で環境に優しい保存処理方法を用いることで、製品に付加価値を付けることも行っています。こうしたことから新たなマーケットを開拓できるだけでなく、同地域の持続可能な竹産業の発展にも貢献できると期待が持たれます。この竹の処理施設はITTOプロジェクトPD 600/11 Rev.1 (I)「インドネシアにおける効率的かつ持続可能な竹資源利用のためのモデル能力強化」の成果として完成しました。

行政能力の向上によるインドネシアのコミュニティー森林のガバナンス強化

インドネシアではコミュニティーフォレストリーが盛んになってきており、特に小規模農家はジャワ州とヌサ・テンガラ州の木材供給の増加にとって重要な地域です。森林が成長することでこのような農家の収入を大幅に増やす可能性を秘めていますが、官僚的な手続きは大きな障害となります。インドネシア政府はITTOプロジェクトの支援を受けて、こうした官僚的事務手続きを簡素化することで小規模農家が木材を合法的に収穫し、輸送、販売し、同国の森林産業を刺激し、地域コミュニティーや環境のためになるよう支援しました。詳細はこの新しいプロジェクトビデオをご覧下さい。

越境保全地域の成功には能力強化が不可欠と報告

今年3月に開催されたアジア太平洋地域の越境保全地域(TBCAs)に関する地域ワークショップの報告書によると、TBCAsに関わるステークホルダーの能力強化には多大な努力が必要とされます。

持続可能な林業に向けた対策を講じて

持続可能な林業は、家庭から地球規模に至るまであらゆる規模で関わりがあります。ある種の再生不能な資源については、この先数十年で枯渇するだろうと言われていますが、それに対する需要はとどまる事はないでしょう。資源の逼迫が起こるかもしれませんが、林業はこれを回避し、重要な環境サービスを提供することができるのです。

TFU最新号の中で、ゲアハート・ディタレITTO事務局長(3ページ)は、食料と同じく、つまり不可欠なものとして林産物を捉えるという議論を展開しています。再生不能な物質や化石エネルギーの代替品を含めて、世界では今後数十年間に森林製品の供給増が大幅に求められています。ディタレ博士は、このことは森林を必要とする需要者側が対策を講じて、森林を持続的に管理できるよう森林生産者にインセンティブを与えることで上手く対策が立てられるのではと考えています。そしてITTOはこの点において、現地でのプロジェクトにおける幅広い経験と長期的な政策立案の役割を踏まえ、加盟国を支援できるバランスの取れた立場にいると述べています。

イベント

rssITTO イベント

CITES樹種プログラムに関するアジア地域会議
2018年6月25日~29日、ジョグジャカルタ(インドネシア)
CITES樹種プログラムに関する中南米地域会議
2018年9月10日~14日、ブエノスアイレス(アルゼンチン)
第54回国際熱帯木材理事会及び関連委員会
2018年11月5日~9日、横浜
第55回国際熱帯木材理事会及び関連委員会
2019年12月2日~7日、ロメ(トーゴ)

rssその他のイベント

世界竹・籐会議2018
2018年6月25日~27日、北京(中国)
第55回熱帯生物学・保全協会(ATBC)年次総会
2018年7月1日~5日、クチン(マレーシア)
第13回ヨーロッパ農業システムシンポジウム
2018 年7月1日~5日、クレタ島(ギリシャ)
水・エネルギー・食料の関係性における土地利用と森林面積変化の推進要因・影響と持続可能性
2018年7月11日~12日、ハニア(ギリシャ)
第38回EARSeL年次シンポジウム「サスティナビリティー研究を支援する地球観測」」
2018年7月9日~12日、ハニア(ギリシャ)
ITTO生産加盟国のための高付加価値竹の利用に関するセミナー2018
2018年6月24日~7月14日、杭州(中国)