Status of Tropical Forest Management 2005

Latin America & the Caribbean

スリナム

スリナム

©UNEP-WCMC 2004

スリナムは広大な森林資源基盤を有し、そこには増加しつつある価値ある堅木材資源が相当量含まれている。しかしながら、森林経営機関は、過去10年ほどの間に形になったばかりの商業セクターへのSFM導入を監視するのに必要なものを備えていない。さらに、不安定な保有権と近年の困難な経済環境により、SFMの実施は阻まれている。

キーポイント

  • スリナムの80%以上は森林であり、森林破壊はほとんどない。
  • PFEは推定689万ヘクタールの自然生産林と443万ヘクタールの保護林から成っている。さらにまだ配分されていない森林が259万ヘクタールある。
  • 2003年後半に、67の伐採権が総面積174万ヘクタールに対し配分された。
  • 一貫性のある森林政策と法制度を策定中であり、1992年の森林法は現在改正中である。
  • 現行の森林経営に対する要件はSFMに強い焦点を当てていない。
  • この報告書において持続可能な経営下にあると同定されるPFEは、生産PFEにしても保護PFEにしてもない。但し、PFEの大半は開発のプレッシャーがないため手つかずの状態である。
  • スリナムの森林は年間、推定16万m3の産業丸材を生産している。林業セクターは重要な雇用主となっている。