メコンのチーク林とサプライチェーンの持続可能な保全に関する事業発足のためのインセプションワークショップ

メコンのチーク林とサプライチェーンの持続可能な保全に関する事業発足のためのインセプションワークショップ

日付・会場: 2019年4月23~25日、バンコクならびにラムパン(タイ)

チーク(Tectona grandis)は、その優れた特性と審美性を兼ね備えているために、世界で最も重要かつ貴重な広葉樹の1つとされています。アフリカ、アジア、ラテンアメリカの約70カ国の熱帯諸国には自生の、また植林したチーク林が存在しており、チーク材の生産と加工がこうした国々における地域社会の暮らしと国の経済発展に貢献できる大きな可能性を秘めています。 こうしたことから国際熱帯木材理事会(第53回セッション)では、天然チーク材と植林のチーク材の管理とマーケティングを改善することを目的としたITTO2018~2019年二カ年事業「チーク管理の強化」を執り行いました。

この活動の初期段階は、カンボジア、ラオス人民民主共和国、ミャンマー、タイ、ベトナムの5カ国に焦点を当て、ドイツ連邦政府食糧農業省が資金を提供しました。この段階での活動が合法的かつ持続可能な木材サプライチェーンの確立を通じて、チークの管理、生産およびマーケティングの改善につながると期待されています。

本ワークショップでは、チークの保全と持続可能な経営状況を確認し、この活動を効果的に実施できるようアドバイスを提供します。発足式に続き、ラムパン県のチーク果樹園、森林、農園を見学する予定です。

ワークショップの詳細と発表資料(英語)はこちら

連絡先

rfm@itto.int