熱帯非木材森林製品およびサービスの開発を促進するための国際会議

数十年にわたり、非木材森林製品(NTFP)およびサービスは、森林経営および保全と収入創出を結びつける可能性を持つものとして高い期待を集めてきた。NTFPおよび森林サービスの経営、保全、マーケティングを改善させることにより、NTFPの役割を強化するための取組が世界各地で行われている。しかしながら、期待ほどの進展が遂げられていないことが多い。

どうすればこのセクターにより多くの民間投資を奨励することができるかを含め、ITTOメンバー間でこれまで得た教訓を結集させることが急務である。よってITTOは、中華人民共和国商務部および国家森林局の協力の下に、熱帯非木材森林製品およびサービスの開発を促進するための国際会議を開催する。この会議の構成は以下の通りである。
• 2007年9月23～25日は、中国、浙江省杭州の選ばれたNTFP開発利用現場へ2日半の視察
• 2007年9月26～28日は、中国、北京においてNTFPおよびサービスの持続可能な開発に関する様々な問題についての3日間にわたる発表および議論

この会議の目的は以下の通りである。
i. 生産者、取引業者、消費者を一堂に集め、国内・国際取引における熱帯NTFP促進の経験を共有する。
ii. 森林資源基盤を維持することの経済的魅力を向上させることのできる、NTFPおよび森林サービス開発促進の機会について検討する。
iii. 持続可能なNTFP生産および持続可能な森林サービスの提供を促進する方針およびその他の方策に関する勧告を行う。

このITTO会議では、これらの問題に基調発表やパネルディスカッションを通じて対処する。

この会議の言語は英語である。開会および閉会のスピーチは中国語で行われる。

参加者は政府、企業、協同組合、業界団体、地域コミュニティ、国際機関、NGOの意思決定者および専門家である。

この会議は関心のある人すべてに開かれており、参加費は無料である。但し、会議前および会議後のNTFPセンターへのツアーに関連する費用は別途必要になる。

この会議はITTOが、中華人民共和国商務部および国家林業局(State Forestry Administration)の協力を得て主催する。
会議の運営は、ITTOおよび中国林業科学研究院(Chinese Academy of Forestry)が、国際竹藤センター(International Centre for Bamboo and Rattan, ICBR)、国際竹藤ネットワーク(International Network for Bamboo and Rattan, INBAR)、国連食糧農業機関(FAO)、国連貿易開発会議(UNCTAD)の技術協力を得て行っている。


会場

中国、北京のThe International Bamboo and Rattan Tower

参加者は隣接のInternational Bamboo and Rattan Tower Hotelに宿泊することが奨励されます。 (International Bamboo and Rattan Tower Beijing; No.8, Fu Tong Dong Da Jie, Wang Jing Area, Chao Yang District; Tel: +86 10 6471 9666; Fax: +86 10 6475 4443 / 6470 2577)

INBARおよびBamboo and Rattan Tower Hotelは北京国際空港と中心街の中間に位置し、空港からは18 km、5th Ring Road と 4th Ring Roadの間に位置します（住所と地図はwww.inbar.int参照）。空港からホテルまではメーター付きタクシーで約50元（約US$6.00）です。

参加申込とビザ情報
ITTOは会議の参加申込書と詳細を数ヶ月以内にwww.itto.or.jp にアップします。中華人民共和国への入国ビザ取得情報についても提供します。

その他のビザサービスについては、居住国の中国大使館のウェブサイトにアクセスして下さい。

研究者、非政策立案者、非ITTO代表者の自費での参加を歓迎します。