ラテンアメリカ熱帯森林投資フォーラム:自然熱帯森林への投資の問題と機会

ラテンアメリカ熱帯森林投資フォーラム:自然熱帯森林への投資の問題と機会

日付・会場: 2006年11月23~24日,クリチーバ (ブラジル)

写真: P. Vantomme/ITTO

この地域的フォーラムはラテンアメリカにおける天然熱帯林への民間部門からの投資に焦点を当てたものであった。ITTO、ブラジル木材加工業協会(Associação Brasileira da Indústria de Madeira Processada Mecanicamente, ABIMCI)、ブラジル政府(外務省および環境省林野部門)が共催し、世界銀行、米州開発銀行(IDB)、国連食糧農業機関(FAO)の後援を受けた。

ラテンアメリカ(13のITTOメンバー国を含む)を中心として世界各国から100人近くの参加者を集めた。

このフォーラムは、熱帯ラテンアメリカの天然熱帯林企業への投資機会と制約、そしてより責任ある投資を行うためにどんな情報やツールが利用でき、また必要かということに関する理解を向上させるのに大きく貢献した。

話し合われた問題は以下のとおりである。

  1. ラテンアメリカ天然林企業への潜在的投資者は誰か。
  2. 彼らはどのように投資決定を下すのか。そしてどんな情報を必要としているのか。
  3. ラテンアメリカ天然林企業のどんな特徴が投資者にとって特に魅力的か。
  4. 全般的な国家レベルの商況は森林関連投資、特に天然熱帯林企業への投資にどう影響するか。
  5. ラテンアメリカ政府や企業は天然熱帯林への投資を誘引するために何ができるか、また現在何をしているか。
  6. 天然熱帯林への投資をもっと魅力的なものにするために他にはどんなメカニズムが利用できるか。

このフォーラムは、特に天然熱帯林に焦点を絞って、新しいビジネスコネクションを築き、ラテンアメリカにおける森林投資の最新傾向について情報を得る絶好の機会となった。天然熱帯林への投資に影響する問題について以下のプレゼンテーションと議論が行われた。傾向と民間部門の森林投資ニーズへの対応、投資環境の整備における政府と国際機関の役割、国際投資家の役割、新しい投資ツールとアプローチ、生態系サービスへの支払い、国家投資機会の分析、今後について。

議事録は現在作成中であり、近日刊行される。会議プログラム、参加者リスト、プレゼンテーション、提言骨子については以下に掲載している。

必要に応じてデータをご参照・ご利用ください。パワーポイントプレゼンテーションの中に提示されているデータを引用する場合は、以下の出典情報を記載してください。

Latin American Regional Tropical Forest Investment Forum: Issues and Opportunities for Investment in natural tropical Forests. 23-24 November 2006, Curitiba, Brazil. Published by ITTO.


連絡先

ITTO Secretariat, Forest Industry
Email: fi@itto.or.jp
Fax: +81 45 223 1111