ITTOは第１７回一次産品共通基金と国際商品団体との会合を主催

２０１０年８月３１日横浜において、ITTOは、一次産品共通基金と国際商品団体との第１７回目の会合を主催しました。会議の冒頭で、ITTO事務局長のエマニュエル・ゼ･メカは、熱帯林が直面している問題と達成しなければならない課題を解決するために必要な資金は極めて大きいのにも関わらず、ITTOが扱っている金額は極めて小さいと述べました。事務局長はまた、開発途上国の経済の改善と人々の生活の向上のための国際商品開発を推進するために、一次産品共通基金と国際商品団体、およびFAOの協力関係の重要性を力説しました。

一次産品共通基金のアリ・サイド・ムチュウモ理事は、一次産品共通基金と国際商品団体との間の会合が、国際商品の開発を推進するという共通の目的のために極めて重要であると述べました。この会合で話し合われた内容は、世界の財政経済基金の国際商品に対する影響、２０１１年トルコ、イスタンブールで開催予定の第４回国連後発開発途上国会議 (LDC IV) の準備、EUの国際商品政策ならびに一次産品共通基金と国際商品団体との役割、一次産品共通基金の将来の役割、一次産品共通基金の第三次五カ年計画の実施状況、そして一次産品共通基金と国際商品団体とのPR戦略などです。今回の会議に参加したのは、国際竹藤ネットワーク、国際コーヒー機関、国際銅ニッケル鉛亜鉛研究グループ、国際麻研究グループ、国際オリーブ理事会、国際天然ゴム研究グループ、国際綿花理事会、国際砂糖機関、FAO、UNCTAD、EUそして一次産品共通基金並びにITTOです。