国連気候変動枠組条約第23回締約国会議(UNFCCC COP23)サイドイベント「熱帯地方のマングローブ」

国連気候変動枠組条約第23回締約国会議(UNFCCC COP23)サイドイベント「熱帯地方のマングローブ」

日付・会場: 2017年11月13日、ボン(ドイツ)、会場:会議室4、Bonn zone、時間:16:45~18:15

マングローブは地球上の熱帯林に貯蔵されている炭素量の最大5倍に相当する、1ヘクタールあたり1000トンの炭素を貯蔵できる最も炭素豊富な生態系の1つであり、マングローブの生態系は気候変動の適応と緩和に不可欠です。このマングローブ林を持続的に管理すれば、生態系の回復力と沿岸地域の住民の生活が向上することにつながり、地球規模で大量の炭素を貯蔵することができます。

しかしながら、マングローブ林は森林伐採という大きな圧力に直面しており、その結果として土地が劣化した地域が増加し、温室効果ガスのさらなる排出が引き起こされています。世界のマングローブは過去50年間で約半分を失った後、約1,350万ヘクタール(FAO 2007)の面積を有しています。こうした生態系が、気候変動適応策・緩和策を相乗的に実施できるNDC、REDD +、NAMAなどの国際的な分野で関心を引き寄せる可能性は大いにあります。このイベントでは、マングローブの管理から学んだ教訓を共有し、マングローブが提供できる主な気候変動緩和策と適応策について議論し、パリ協定第5条とSDG14(海洋と海洋資源の保全・持続可能な利用)と15(生態系と生物多様性の持続可能な管理)で取り組める対応について検討します。


プログラム(仮): 

開会挨拶:林野庁次長 牧元幸司氏
スピーカー:
国際林業研究センター(CIFOR) 主任科学者 ダニエル・ムルディヤソ教授
インドネシア環境林業省気候変動局長 ナー・マスリパティン博士
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 研究ディレクター 平田泰雅氏 
カメルーン コミュニティー森林経営のためのアフリカ女性ネットワーク(REFACOF)代表 セシール・ビビアン・ヌジェベ氏
フィジー漁業・林業省事務次官 サミュエル・ラガタキ氏
JICA地球環境部グループディレクター 森田隆博氏
閉会挨拶:国際熱帯木材機関事務局長 ゲアハート・ディタレ博士
司会:フアン・オク・マ博士(ITTO)

連絡先

Hwan-ok Ma
ma@itto.int