林産業に必要なノウハウ及び技術ニーズに関する調査が行われました

2014年2月21日

2013年、2014年の2ヵ年事業計画の下で、ITTOは熱帯木材セクターにおけるノウハウと技術のギャップを特定するための調査を行いました。(ITTOが資金援助をしているプロジェクトの成果を使って)そのギャップを埋めることで熱帯木材セクターの効率性を改善することを目指しています。

この調査の目的は下記のとおりです。
  • 生産国、消費国及びその他の利害関係者における木材産業の地域別に優先順位の高いトピックを特定する
  • 2014年に予定されている活動の実証フェーズを行う国とそのトピックを特定する
  • 熱帯木材産業へのITTOの働きかけを強化する
​調査の結果、世界的なレベルでは、技術とノウハウの移転にもっとも重要なトピックは以下のとおりであることがわかりました。
  • 製品の開発及び付加価値のある製品のマーケティングを支援すること
  • あまり知られていない木材樹種(LUS)についての情報を入手しやすくすること
また、地域レベルでもっとも大切なトピックは次のとおりです。
  • 環境に負荷のかからない伐採方法に関する研修を増やすこと(中央アフリカ及び西アフリカ)
  • プランテーションの未成熟材に関する応用研究と開発を拡大すること(ラテンアメリカ及びカリブ海地域)

活動を実施するために必要な次のステップは、上記のトピックに関する普及手段及び実証的な活動を明確にすることです。

詳細についてはcarrillo@itto.intまでご連絡ください。